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フエで100年に一度の洪水、住民生活に深刻な影響
2025年06月16日(本日)07時00分 公開

<写真:tuoitre.vn>
ベトナム中部のフエ市では、6月中旬に発生した異例の豪雨と洪水が、住民生活に深刻な影響を及ぼしている。
地元当局によれば、6月11日から12日にかけて記録的な大雨が降り、最大降水量はバックマー地区で898ミリに達した。
この豪雨の影響でフォン川など主要河川の水位が急上昇し、13日未明には警戒レベル2を超過した。
さらに、ボー川やオーロー川もほぼ氾濫水位に達し、流域の住民に大きな不安が広がった。
上流に位置する複数の水力発電ダムでは満水状態に達し、安全確保のため緊急放流が実施された。
ヒュオンディエン水力発電所では毎秒1600㎥、ビンディエンでは900㎥、ターチャック湖では400㎥以上の水が下流に放流された。
フエ市内では観光名所として知られるグエンシンクン通りの石堰が冠水し、通行止め措置が取られた。
ボー川下流域のヒュンチャー市やクアンディエン郡では複数の家屋が浸水し、住民の避難や生活再建が急務となっている。
地元住民によれば、初夏にこれほどの大規模な洪水が発生するのは「100年に一度」の異常事態であるという。
気象当局も「季節外れの豪雨と洪水」であるとの見解を示しており、近年の気候変動による天候の不安定化が背景にあると分析している。
今後も河川の増水や地盤の緩みによる二次災害への警戒が必要とされる。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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