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ベトナムで広がる抹茶ブーム、若者文化と健康志向が後押し
2025年06月16日(月)07時00分 公開

<写真:lifestyle.znews.vn>
抹茶がホーチミン市を中心に若者の間で急速に人気を集めている。かつては一部のカフェに限られていた提供も、現在では大手カフェチェーンから路上の屋台に至るまで、あらゆる場所で見かけるようになった。
抹茶は日本の伝統的な製法で育てられた茶葉を粉末状にしたものであり、特有の苦味と甘みの余韻が特徴である。
ホーチミン市内の多くのカフェでは、抹茶ラテやスムージー、冷製ドリンク、さらにはデザート類にまで活用されている。
大手カフェチェーン「The Coffee House」では、抹茶を使用した商品が約20種に上り、「Highlands Coffee」ではベトナム式ドリップコーヒーに苺と抹茶クリームを組み合わせた新メニューを展開している。
パスター通り路地裏にある専門店「Midori」は、抹茶愛好者に特化した空間として若者の人気を集めている。
同店では抹茶の淹れ方を学べるワークショップも開催されており、店主によれば来店客の約9割が抹茶を注文するという。
抹茶人気の背景には、近年の健康志向の高まりとSNS映えする鮮やかな緑色の魅力がある。
都市部の若年層を中心に、抹茶は「カフェインの代替」としても定着しつつある。
抹茶に含まれるカフェインはコーヒーよりも少量であるが、L-テアニンとの相乗効果により、緩やかに吸収されて持続的な覚醒感をもたらす点が評価されている。
国際的にも抹茶の需要は拡大傾向にあり、日本では2023年の抹茶生産量が4176トンに達し、これは2010年の約3倍に相当する。
健康志向の高まりとあいまって、抹茶を使用した飲料やデザートは今後さらに広がりを見せると考えられる。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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