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再燃するプリクラブーム、注目のチェックインスポットに
<写真:motcuocsong.vn>
ベトナムでは「フォトブース」または「韓国風写真撮影」と呼ばれるレトロな写真撮影サービスが2024年初頭から急速に流行し、若者を中心に人気を集めている。
スマートフォンでは味わえないノスタルジックな雰囲気や独自の体験が、多くの人々を引きつけているという。
ハノイ市では旧市街のニャーチュン通りやチックサイ通り、ニャットチエウ通りにフォトブース店が立ち並び、週末になると長蛇の列ができるほどの盛況ぶりである。
2008~2009年頃のシンプルなブースとは異なり、現在のフォトブースは最新技術と豊富なアクセサリーを備えており、コスプレ衣装やヘアスタイリングサービスまで提供されている。
若者だけではなく、2000年代前半の「韓国風写真撮影」に懐かしさを感じる中高年層にも人気が広がっている。
フォトブースは2000年代以降の日本のシール写真(プリクラ)文化が起源であると言われており、ベトナムの若者の間では2008年から2009年にかけて、韓国風写真という名前で流行していた。
ニャーチュン通りのフォトブース店舗の代表によると、主要な顧客層は10~25歳の若者で全体の70%以上を占めるが、40代以上の顧客も週末を中心に頻繁に訪れるという。
フォトブース店は顧客の期待に応えるため、帽子やメガネといったアクセサリー、空撮風のカメラアングル、韓国風の背景や照明効果など、流行を取り入れた工夫を行っている。
一部の店舗では撮影体験をより豊かにするため、さらに多様な背景や特殊効果を導入している。
17歳の高校生バオ・ゴックさんは「自動カメラとプリセットのエフェクトがあれば、メイクや写真編集なしで素敵な写真が撮れる」とフォトブースの魅力を語る。
待ち時間が長くても、独特の体験を求める多くの若者が訪れている。
教育専門家のレ・アン・トゥ氏は「フォトブースはストレス解消や思い出作りの場として有益であるが、過度に時間を費やさないよう心掛けるべきである」と助言した。
ノスタルジックでユニークな体験を提供するフォトブースは、今後も進化を続けながら、世代を超えた人気スポットとして定着する可能性が高い。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。