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高齢者より若年層が標的、「オンライン誘拐」詐欺が拡大
2025年09月30日(火)07時00分 公開

<写真:laodong.vn>
ベトナムにおいて、高齢者のみならず若年層も「オンライン誘拐」詐欺の標的となる事例が明らかとなっている。
ハノイ市内では、女子学生Lさんが偽の警察官を名乗る詐欺グループにより、4日間にわたり心理的に拘束され、最終的に家族が総額約12億ドン(約677万円)を騙し取られる事件が発生した。
犯行グループは警察官を装ってビデオ通話を行い、Lさんに対して偽造された捜査書類を提示した上で「潔白を証明するには送金が必要である」と持ちかけた。
さらに、犯行グループはLさんに外部との接触を遮断したうえで、海外留学に合格したという虚偽のシナリオを与え、家族を欺いた。
こうした詐欺は他の地域でも頻発しており、8月にはダナン市で18歳と19歳の女性2人が計9億ドン(約507万7800円)を騙し取られる事件が報告された。
また、ホーチミン市では3月から8月中旬までの間に18件の「オンライン誘拐」事件が確認されている。
これらの事件に共通しているのは、被害者が詐欺グループの指示通りに行動し、あたかも現実に誘拐されたかのような状況に追い込まれている点である。
犯人と被害者の間には物理的な接触が一切なく、すべてがインターネットを介して完結する新手の詐欺手法である点が特徴である。
専門家や市民からは、若年層におけるサイバーリテラシーの欠如に対する懸念の声が上がっており、家庭や学校における情報リテラシー教育の強化が求められている。
さらに、緊急通報専用のホットラインの整備や、SNSを通じた広報活動の強化といった対策も提案されている。
警察は市民に対して「公的機関を名乗る不審な電話やメッセージには一切応じず、個人情報や金銭を提供しないように」と強く注意を呼びかけている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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