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インド産水牛肉を和牛に偽装、ハノイで詐欺グループを摘発

2025年10月16日(本日)07時00分 公開
インド産水牛肉を和牛に偽装、ハノイで詐欺グループを摘発

<写真:thuehaiquan.tapchikinhtetaichinh.vn>

 

ベトナム公安省ハノイ市警経済警察部は14日、食品偽装の疑いにより、企業経営者ら4人を逮捕・起訴したと発表した。

 

逮捕されたのは、SK FOODS VIET NAM社の代表チャン・ホアン・フオック容疑者および、Hida食品社の代表グエン・ティ・フオン・タオ容疑者ら4人である。

 

捜査当局によれば、フオック容疑者は日本産和牛の霜降り肉に対する消費者の高い関心に目をつけ、タオ容疑者に指示して、和牛を模した偽牛肉の製造を開始した。

 

タオ容疑者はインドから1kgあたり12万ドン(約700円)で低品質の水牛肉を輸入し、それに脂肪のような模様をつくる液体を注入した上で、「WAGYU」や「Hidasan」と表示した包装を施し、市場に出荷していた。

 

こうして製造された製品は、1kgあたり40万〜60万ドン(約2300〜3500円)という価格で流通していたが、実際には和牛とは一切関係のない水牛肉であった。

 

2024年5月から摘発に至るまでの期間中、当該グループは合計14トンの偽装肉を、ハノイ市、ダナン市、ニャチャン市、ホーチミン市などで販売していたとされる。

 

2025年9月19日には、ハノイ市ホアイドゥック郡に所在するHida社の施設が捜索され、従業員が水牛肉に添加物を注入している現場が押さえられた。

 

現場からは偽装肉65トン、加工機械一式、ならびに和牛の霜降りを模倣するための液体17トンが押収された。

 

さらに、国立検査機関によるDNA鑑定の結果、押収された「牛肉」サンプル29点のうち24点から水牛のDNAが検出された。

 

現在、押収された添加物の人体への影響についても、鑑定が進められている。

 

本事件は食品の安全性および流通の信頼性を大きく損なう重大な詐欺行為として、国内外の注目を集めている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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