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飼料用油の食用偽装事件、Ofoodブランドを巡る実態
2025年06月27日(本日)07時00分 公開

<写真:baothanhhoa.vn>
ベトナムにおいて、家畜飼料用として使用される植物油を人間の食用油として流通させていた大規模な偽装事件が明らかとなった。
本件の中心には「Ofood」ブランドを冠した製品が存在し、関与企業の売上は過去3年間で約8兆2000億ドン(約454億8000万円)に達したと推定されている。
国家テレビ局VTVの報道によれば、当該製品は「ビタミンA添加の食用油」として流通していたが、実際にはビタミンAは一切含まれておらず、食品衛生基準も満たしていないことが検査によって判明した。
真の用途は、飼料加工用の油であった。
事件の中心企業とされるのは、ハノイ市ドンアイン郡に拠点を置くニャットミンフード有限会社である。
同社は2018年に設立され、2021年に現名称へ変更、さらに2022年には主要事業を植物油および動物性油脂の製造に転換した。
2023年には、資本金を18億ドン(約998万4600円)から88億ドン(約4881万3600円)に増資している。
この他にも、油の流通にはアンフンフオック商事輸出入有限会社やアンユオン商事サービス有限会社など、複数の企業が関与していたことが判明している。
一方で、「Ofood」という名称が韓国系食品企業Daesangベトナム有限会社の正規ブランド「O'Food」と混同される事態が発生した。
これを受け、同社は自社製品とは一切無関係であることを公式に表明し、ブランドの誤認解消に向けて対応を進めている。
現在、関連製品は各種電子商取引サイトから相次いで削除されており、事件は食品の安全管理体制に対する社会的懸念を改めて浮き彫りにする結果となっている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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