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韓国最大手・大韓航空、越南での路線網拡大を計画

2025年10月20日(月)07時00分 公開
韓国最大手・大韓航空、越南での路線網拡大を計画

<写真:vntravel.org.vn>

 

韓国最大手の航空会社である大韓航空は、ベトナムを東南アジアにおける戦略的な航空市場と位置付け、旅客および貨物輸送の拡大を推進している。

 

現在建設中のロンタイン国際空港に対しても注目を寄せており、将来的な運航拠点としての可能性を探っている状況である。

 

同社ベトナム支社長のカン・キョンヒ氏は、14日にホーチミン市で開かれた記者会見において、ベトナムが同社にとって東南アジアで最も多くの就航都市を持つ市場であることを強調した。

 

現在、ホーチミン、ハノイ、ダナン、カムラン、フーコックの5都市に定期便を運航しており、加えて、チャーター便を運航中のフエ、ダラット、クイニョンへの定期便就航も検討していることを明かした。

 

2025年上半期には、韓越間で約37万5000人の乗客を輸送し、前年同期比で4%増加した。座席利用率は90%を超えており、地域内でも高水準を維持している。

 

また、同社はロンタイン国際空港における現地調査を実施し、インフラの整備状況および将来的な運用能力について評価を行っている。

 

現時点では交通アクセスなどに課題が残るものの、空港完成後には新たな運航拠点として活用することを視野に入れているという。

 

カン氏は「ロンタイン国際空港はベトナム航空業界の将来を左右する国家プロジェクトであり、当社としてもその動向を緊密に注視している」と述べた。

 

貨物輸送の分野では、大韓航空はハノイを東南アジア最大の貨物拠点と位置付け、週11便の貨物専用便を運航している。

 

ホーチミンでは3便の貨物専用便に加え、旅客便の貨物スペースも活用しており、2024年には約1万6000トンの輸出貨物を輸送した。

 

2025年には総貨物量が5万トンを超える見通しであり、ベトナム航空との整備・物流分野における連携も一層強化している。

 

一方で、ベトナム航空市場全体でも成長が続いている。

 

ベトナム民間航空局の発表によると、2025年1〜9月の航空輸送実績は、乗客数が6410万人に達し、前年同期比10.7%の増加となった。

 

貨物輸送量は110万トンで、同18.7%の伸びを記録している。特に国際貨物は22.9%増の94万6000トンと、顕著な成長を見せている。

 

ベトナム航空は、2026年に貨物専用航空会社を設立する計画を進めており、シンガポールのSATSと提携して、ロンタイン空港に年間120万トン規模の貨物ターミナルを建設する予定である。

 

大韓航空に加え、DHL Express、エティハド・カーゴ(UAE)、SFエアラインズ(中国)などの各社も、ベトナムでの運航便数を拡大しており、ハノイおよびホーチミンを中心とした物流拠点の強化を図っている。

 

これらの動きは、電子機器、繊維、消費財などベトナムの主力輸出産業の成長を下支えする重要な基盤となると見込まれている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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