おすすめのプロモーション
ベトナムのバインミー、世界最高のサンドイッチで2位に選出
<写真:baolamdong.vn>
ベトナムを代表するストリートフードである「バインミー」が、米CNNの特集「世界で最も美味しいサンドイッチ25選」において再び上位にランクインした。
今回のランキングでは第2位に選ばれ、バインミーに対する国際的な評価が一段と高まっている。
CNNは15日に発表した特集記事の中で、バインミーを「フランス植民地時代の遺産であるバゲットを、ベトナム人が独自の手法で再構築したサンドイッチ」と紹介した。
ホーチミン市やハノイ市など、ベトナム各地の路上で広く販売されており、世界中でも人気を拡大していると評価した。
バインミーはパテや豚肉加工品、なます(甘酢漬けの大根と人参)、香草、そして甘辛いソースをバゲットに合せたもので、味のバランスと独特の食感が魅力とされる。
近年では、レモングラスチキンやベジタリアン仕様など、多様なバリエーションも登場しており、時代や地域に応じた進化を続けている。
ベトナムの製パン業界で知られるABCベーカリーの代表によれば、バインミーの起源は100年以上前にさかのぼる。
フランスから伝来したバゲットをもとに、限られた材料と設備の中で改良を重ねた結果、現在のような薄皮で柔らかいパンが誕生したという。
バインミーはこれまでにも複数の国際的な評価を受けている。
2024年には世界の伝統料理を評価するサイト「TasteAtlas」が発表した「世界のベストサンドイッチ100」で1位に選出された。
そのほか、アジアのストリートフード50選にも名を連ねている。
その国際的な知名度の高まりは、2011年に「banh mi」がオックスフォード英語辞典に収録されたことにも表れている。
さらに、ニューヨークや香港などの都市では、現地のバインミー専門店が高い人気を集めており、ミシュランガイドに掲載される店舗も登場している。
今回のCNNランキングでは、日本の「カツサンド」やメキシコの「トルタ・アオガダ」、中東の「シャワルマ」など、世界各国の多様なサンドイッチ文化が紹介された。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。