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ベトナムの国際観光客数、コロナ前超・過去最多を記録
<写真:vietnamnet.vn>
2025年1月から11月にかけて、ベトナムは約1920万人の国際観光客を受け入れ、過去最多を記録した。
年末年始にかけてさらに観光客の増加が見込まれており、観光業の回復傾向がより一層明確となっている。
旅行予約サイト「Agoda」によれば、2025年12月から2026年1月の宿泊を対象とした検索データ(9月〜11月)において、家族旅行でベトナムを訪れる外国人の関心が前年比で30%増加した。
特にインドからの検索数は前年同月比で186%増という顕著な伸びを示しており、次いで韓国、シンガポール、オーストラリア、マレーシアからの関心も高まっている。
旅行先としては、フーコック島が最も多く検索され、続いてダナン、ニャチャン、ホーチミン、ハノイが上位を占めた。
これらの結果は、ベトナムのビーチリゾートや都市観光地としての魅力が国際的に高く評価されていることを裏付けている。
ホーチミン市観光促進センターの調査によると、同市は東南アジア、オーストラリア、韓国市場において高い認知度を有し、都市観光地としてはシンガポール、バンコク、クアラルンプールに次ぐ位置にある。
特に年末から年始にかけて観光客の関心が急上昇しており、ベトナムにとって国際市場の拡大を図る好機となっている。
観光の形態としては個人旅行が主流であり、全体の約74%が自由旅行を選択している。旅行先を選ぶ際の重視点としては、「安全・安心」(42.6%)、「費用の妥当性」(39.1%)、「気候条件」(38.5%)が挙げられている。
宿泊施設に関しては、4〜5つ星ホテルが全体の45.8%を占めており、とくに中国人観光客に人気が高い。
一方で、日本人観光客は2〜3つ星ホテルを主に利用する傾向がある。
平均的な滞在日数は5〜7泊とされているが、オーストラリア、北米、西欧からの旅行者はより長期間滞在する傾向にある。
観光業界では、近隣諸国からの需要回復が顕著であることを踏まえ、年末の繁忙期に向けた商品内容の改善と運営体制の強化が急務とされている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。