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電子タバコ起因の深刻な健康被害、ベトナムで増加
2025年12月11日(本日)07時00分 公開
<写真:nld.com.vn>
電子タバコの使用によって引き起こされる深刻な健康被害が、ベトナム国内で相次いで報告されている。
ハノイにあるバクマイ病院では、電子タバコの吸引後に意識障害や急性腎不全、記憶障害などを発症する症例が増加している。
19歳の男性は、友人宅で電子タバコを試した直後に倒れ、痙攣を起こして救急搬送された。
治療により意識は回復したが、急速な腎機能の低下と著しい記憶力の障害が確認された。
また、38歳の女性は飲食店で見つけた電子タバコを好奇心から吸引し、直後に意識を失った。
検査の結果、合成麻薬使用時に見られる重度の代謝性アシドーシスおよび脳損傷が確認されたものの、薬物検査では陰性であった。
専門家によれば、市販の検査では新種の合成麻薬、たとえば合成カンナビノイド、アンフェタミン系、カチノン類などを検出できない場合が多いとされる。
これらの物質は非常に強い中毒性と神経毒性を持ち、長期にわたって、あるいは永続的に後遺症を残す可能性がある。
現在、これらの新種薬物に対する特効薬は存在しておらず、治療は対症療法が中心となっている。
中毒症例は年々増加しており、一部の患者は退院後も集中力の低下や行動障害といった症状が続いているが、追跡調査には限界があり、実態の把握が困難な状況である。
バクマイ病院の中毒治療センター長を務めるグエン医師は、電子タバコや加熱式タバコが新種麻薬の温床となっていると警鐘を鳴らしている。
これらは主にインターネット販売や個人商店を通じて流通しており、現行の法規制では取り締まりが難しいという。
同医師は、政府による電子タバコの全面禁止が必要であると強く訴えている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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