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ベトナムの麺料理、世界ランキングで日本に次ぐ2位を獲得
<写真:cafef.vn>
食のレビューサイト「Taste Atlas」が発表した「世界の麺料理トップ100」において、ベトナム料理が18品目でランクインし、日本の26品に次いで第2位となった。
このランキングは2026年版「Best Food by Category」の一環として発表されたものであり、ベトナム料理の多様性と地域性が国際的な注目を集めている。
評価の対象となった料理には「フォー・ボー・タイ・チン」「フォー・ガー」「フォー・チャイ」「フォー・チョン」「フォー・サオ」など、フォーの多彩なバリエーションが含まれている。
また、「ブンチャー」「ブンリュウ」「ブン・ダウ・マムトム」「ブン・ティット・ヌン」「ブン・マン・ヴィット」「ブンボー・ナムボー」といった、地方ごとに異なるブン料理も評価された。
さらに、「ミークアン」「カオラウ」「バインカイン」「フーティウ」「バインダークア」など、ベトナム各地の特色を反映した麺料理もランク入りを果たした。
中でも「ミークアン」は、ブンボー・ナムボー、フォー・ボーに次ぐ高評価を受け、ベトナム料理内では第3位、世界全体でも上位に位置づけられた。
評価スコアは5点満点中4.3点で「ベトナムのクラシックな一品」として紹介されている。
ミークアンは中部ベトナム発祥の料理であり、平打ちの米麺と卵麺に、少量の濃厚なスープを合わせるのが特徴である。
トッピングには、バナナの花や香草、レタスなどの新鮮な野菜に加え、豚肉や鶏肉、エビ、魚といった具材、ゆで卵、煎りピーナッツ、ライスペーパーを添えるのが一般的で、現在では全国的に親しまれている。
一方、日本はラーメンの豊富なバリエーションが評価され、横浜ラーメンが1位を獲得したほか、豚骨、味噌、醤油、塩、博多ラーメンなどが上位を占めた。
中国は10品目で第3位となり、韓国、タイ、マレーシアなどのアジア諸国の料理もランキング入りを果たしている。
Taste Atlasは2015年に創設されたグルメプラットフォームであり、世界各地の伝統料理を地元の食材とともに紹介することを目的としている。
現在では9000以上の飲食店と連携し、専門家や読者の評価に基づき料理を紹介している。
ランキングは実在ユーザーによる評価のみに基づいており、地域的な偏りや自動生成評価を排除するアルゴリズムが採用されている。
今回発表された「世界の麺料理トップ100」では、2025年12月4日時点で1万4405件の評価が集まり、そのうち1万998件が有効と認定された。
ベトナム料理の国際的評価の高まりは、今後の観光誘致や食文化発信にとっても追い風となることが期待される。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。