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南北で異なる味わい、伝統料理「ブンリウ」の魅力

2026年01月05日(月)07時00分 公開
南北で異なる味わい、伝統料理「ブンリウ」の魅力

<写真:dulich.petrotimes.vn>

 

べトナムの伝統料理である「ブンリウ(蟹スープの米麺)」は、北部と南部で大きく趣を異にする。

 

北部のハノイでは素材の味を活かした繊細な味わいが特徴であり、南部のホーチミンでは多彩な具材と力強い味付けが際立っている。

 

ハノイのブンリウは、田舎風の素朴さと都市の洗練が共存する一椀である。

 

淡い酸味は発酵米酢に由来し、トマトの赤が映える透き通ったスープは、石臼で挽いた淡水蟹から丁寧に取られている。

 

具材は最小限に抑えられ、蟹の身と内子、香草の香りが際立つ。

 

添えられる野菜も細かく刻まれたレタス、香草、紫蘇などに限られており、味覚と美意識を重視する土地柄を反映している。

 

これに対し、ホーチミンのブンリウは、移住文化と南部の豊かさが融合した一品である。

 

スープは蟹と豚の旨味に、アナトーオイルの赤みとコクが加わり、見た目にも食欲をそそる。

 

具材は多岐にわたり、蟹ミートボール、豚足、揚げ豆腐、血豆腐、さらには巻貝や干しエビが加わることもある。

 

酸味はトマトに加えてタマリンド由来の深みも備えており、大量の生野菜が添えられる点も南部料理の特徴である。

 

ブンリウの調理法と食べ方は、それぞれの地域の生活様式をも映し出している。

 

ハノイでは主に朝食や軽食として親しまれているのに対し、ホーチミンでは昼夜を問わず、ボリュームのある主食として広く浸透している。

 

現在では、両都市において地域色を超えた多様なスタイルのブンリウが共存している。

 

ハノイでは肉類を加えたボリューム感のあるブンリウが若者から支持を集め、ホーチミンでは北部風の繊細な味わいを守る老舗も健在である。

 

ブンリウは、伝統と革新、地方色と都市文化が交錯する現代ベトナムの食文化を象徴する料理である。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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