コロナ対策の優等生、ベトナムの封じ込め対策を時系列に振り返る

2020年05月13日(水)00時00分 公開
コロナ対策の優等生、ベトナムの封じ込め対策を時系列に振り返る

日本よりも早く事実上の国境封鎖に踏み切ったベトナム。

ベトナムでは新型コロナウイルスの新規感染者数が1桁台の日が続いており、4月16日午後からは新規感染者がゼロ人だ。

気の緩みは禁物だが、ベトナムの新型コロナウイルスの封じ込め対策は、今のところ功を奏していると言えるかもしれない。

 

ベトナム政府の新型コロナウイルス対策は終始、明確のように見受けられる。

「外国からウイルスを持ち込ませない」ことと「国内での感染者と感染の疑いのある人の徹底的な隔離と追跡」だ。

今回のベトナム政府の対応のスピードと情報公開には安心感すら覚えている人も多いかもしれない。

 

1月23日にベトナムで初の新型コロナウイルスの感染者が確認されて以来、状況が目まぐるしく変化している。

ベトナムの新型コロナウイルス事情を時系列で振り返る。

 

 

感染者はゼロ人の日が続く、国内感染はなし

 


<ベトナムの新しい感染者数の推移:拡大はこちら

 

ベトナムの5月12日時点での新型コロナウイルス感染者数は288人、回復者数は252人、死亡者に関していえばゼロ人だ。

3月下旬には新規感染者数が1日2桁台のペースで確認されていたが、4月に入ってから確認された感染者数は1日1桁台になり、4月16日午後から4月23日までは感染者ゼロ人が続いている。

4月24日に感染者が確認されたが、日本から帰国のベトナム人で、国内での感染ではない、いわゆる輸入症例だ。

5月7日にも17人の感染が確認されたが、これもアラブ首長国連邦からの帰国者で、到着時に隔離措置を受けている。

 

ベトナムよりも遅く、入国制限や外出自粛要請を発出し、過去2~3週間で、感染者数が激増した日本とは対照的な数字だ。

 

また、タイやマレーシアと比べてもベトナムの感染者数は少ないといえるだろう。

ベトナムのお隣、タイの感染者数は3017人、回復者数は2798人、死亡者数は56人だ。

モスクでの礼拝で集団感染が発生し、感染者数が急増したマレーシアの感染者数は5425人、回復者数は3295人、死亡者数は89人だ。

 

ウィキペディアをソースにGoogleが公開している情報によると、人口100万人あたりの感染者数はタイが45人、マレーシアが206人で、ベトナムは3人とされている。 

ベトナムの人口はタイやマレーシアよりも多いことを考えると、感染者数は少ないといえるだろう。

※2020年5月12日時点のデータを参照。

 

 

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