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ベトナムのコンビニ市場、今後も急速に拡大する見込み
多くの買い物客がコンビニエンスストアに目を向けており、外国の小売業者が市場でのプレゼンスを拡大するよう促している。
市場調査会社のニールセン・ベトナムによると、2016年6月時点で、コンビニエンスストアは1,500店舗を超えた。有名な外国ブランドは現在、市場の70%を占めている。
6月には、日本最大のコンビニエンスストアのチェーン「セブンイレブン」を運営するセブン&アイ・ホールディングスが、ホーチミン市で初めての店舗をオープンした。
アメリカのチェーン「サークルK」は、約250店舗を持っており、そのほとんどは、ホーチミンとハノイの2大都市にある。
日本で2番目に大きなコンビニエンスストアのチェーンであるファミリーマートは、ホーチミン市、近くのリゾートタウン、Bung Tau(ブンタウ)とBinh Duong(ビン・ドゥオン)に130店舗を展開している。
A.T.カーニー社のグローバル小売成長指数は、ベトナムを世界で6番目に魅力的な小売市場として選んだ。
国際市場調査機関IGDは、ベトナムにおける今後4年間の年間成長率を2桁と予測し、2021年には37.4%に達すると見ている。
「ベトナムのコンビニエンスストアは、空調環境、よく整えられた棚や座席のエリア、高品質の製品、一部の店舗では無料のWi-Fiを提供しており、若者の目的地として人気になっている」とIGDのアジア太平洋地域責任者、ニック・マイルズ氏は述べる。
経済学者は、ベトナムの現在の店舗数が、人口に比べてまだ少ないことを考慮すると、ベトナムはコンビニエンスストアの拡大の可能性が大きいと語る。
ベトナムの貿易省は、同国の小売市場が2020年には1,790億ドルに達すると予測しており、昨年より52%の伸びを示している。
しかしながら、ファミリーマートはベトナムを含むいくつかの東南アジア諸国での損失を報告した後、国内市場に注力していく予定を示している。
同社の高柳浩二社長は、インドネシア、タイ、ベトナムの赤字企業を見直していると述べた。
コンビニエンスストアは、小売スペースを探す際の難しさと同様に、急速に拡大している他の小売販路、特にオンラインショッピングと競争しなければならないと、 ベトナム小売協会会長のDinh Thi My Loanは語った。
コンビニエンスストア市場で、小売業者が損失にも関わらず拡大を継続している理由は、現在の目標は市場での影響を拡大することだと業界インサイダーは語る。小売業者は、最初の4~7年で損失を被ることが多いと同氏は述べている。
「まだ利益を得る時ではない。 より多くの市場シェアを獲得する時だ」
e.vnexpress.net
写真:tuoitrenews.vn
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