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容易に侵入できるベトナムの空港、セキュリティーシステムを強化へ
ベトナムにある多くの空港は安全性が極めて低く、乗客が安心できるフライトを行うにはとても不十分な状態である。
ベトナムには合計20箇所以上に空港が存在するが、そのほとんどはセキュリティー対策の不十分性が問題視されている。そのため、フェンスをよじ登って空港内に侵入することもいたって容易だ。
今週の初め、精神病のベトナム人男性が「Vinh国際空港」の敷地を囲むフェンスをよじ登り、空港の敷地内に不法侵入をした。
そして、滑走路に忍び込み、航空券を購入せずに飛行機への搭乗を試みた。
その後、客室乗務員の一人が航空券の提示を要求したところ男が拒んだことから、彼の行動の全貌が明らかとなった。
この事件は、航空会社の職員の注意不足によって発生したとし、計5人の職員に罰金が課された。また、セキュリティー対策を万全に行うことができなかった空港に対しても4000万ドン(約19万円)の罰金が課されている。
今回の騒動で、監視カメラの設置位置やフェンスの構造などにおいて、改善が必要であるということが明らかになった。
事件が起きた「Vinh国際空港」のHoang Van Thu取締役は「フェンスに有刺鉄線を加えることで、セキュリティーの強化を計画中だ」とコメントした。
ベトナムの空港では過去にも、多数の事故及び事件が発生している。
例えば、2017年には滑走路を犬が走っていたため、飛行機の離陸時間が20分ほど遅延した。
また、2012年には牛が空港内に侵入し、捕獲をするために1日のフライトスケジュールが全てキャンセルされた。
2011年には、酒に酔った男がベトナム中部のBuon Ma Thuot市にある空港に乱入し、飛行機の中で仮眠をしていたということもあった。
中部Thua Thien-Hue(フエ)省のPhu Bai空港のフェンス
ベトナムの民間航空局(CAAV)はベトナム空港会社(ACV)に対して、セキュリティーシステムの調査やインフラ整備をしっかりと行うことを求めた。
また、CAAVは全ての飛行場周辺のフェンスの安全性を再確認し、必要があれば補修工事を行うことを決めた。
ある現地航空会社の代表は「空港の敷地内で発生するさまざまな問題を解決するには、監視カメラ、セキュリティーチェックに携わる従業員、航空券を手続きする職員、乗務員や客室乗務員などのさまざまな側面を一つずつ改善していく必要がある」とコメントしている。
2012年、Phu Bai空港を走っていた牛
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