人生で一度は食べておきたい料理20選、フォー選ばれる

2018年08月17日(金)00時00分 公開
人生で一度は食べておきたい料理20選、フォー選ばれる

ベトナム料理のフォーが世界で知られる大手旅行ガイドブック発行社「ロンリープラネット( Lonely Planet)により「人生で一度は食べておきたい料理20選」に選出された。

 

<Hau川のフォーと500種類の料理がロンリープラネットに最高の食べ物として選出された(baoquangninh.vnより)>


Hau川のフォーと500種類の料理が8月15日に発行される「Ultimate Eatlist(人生で一度は食べたい料理500選)」という本で紹介された。


500選のトップはスペイン、サン・セバスティアンのピンチョス(小さく切ったパンに少量の食べ物がのせられた軽食)、つづいてマレーシア、クアラルンプールのカレーラクサ(カレー麺)、東京の寿司が選出された。


ロンリープラネットの記者、ブロガー、スタッフによって料理の候補が決められ、シェフでテレビ番組にも出演するのAdam Liaw氏、食べ物専門のブロガーLeyla Kazim氏を含む審査員により500の料理が選出された。


アメリカ大手テレビ局のCNNによると、審査員のなかには、世界的に名高いシェフのJosé Andrés氏やElena Arzak氏、Eric Ripert氏、テレビ番組に出演する食べ物タレントであるAndrew Zimmern氏、BBCのMasterChefという番組の審査員でシェフのMonica Galetti氏のほか15人以上の世界トップレベルのシェフやフードライターもいたという。


今回のランキングはミシュランガイドで三ツ星を獲得するような完璧な料理ではないが、料理の味や料理と文化の関連性、料理がどこで作られ、食べられるのかなどが選考において考慮された。


「ニューヨークでニース風のサラダを食べたとき、おいしいと思うだろう」とロンリープラネットの編集者であるMatt Phillips氏はCNNトラベルの取材でコメントしたという。


最終的なランキングは料理の味、文化的重要性と「食べられる場所の特別な雰囲気」に基づいて選出されたという。


ロンリープラネットによると、「Ultimate Eatlist」内には料理の感想や文化的背景、特別感を出させるものが詳しく掲載されているという。


6月上旬、旅行サイトのRough Guidesはベトナムの象徴的な麺料理であるフォーを世界のおいしい料理15選に選出し、ガイドブックに掲載した。


フォーは平らで柔らかい米麺が、牛肉か鶏肉を使用しさまざまな調味料も加えられたおいしいだしに入っている料理だ。牛肉や鶏肉、シャロット、レモンなどもトッピングとして加えられている。


フォーのスープはハノイ発祥で、ハノイ風のスープがベトナム南部に伝わる以前は、南部独特の影響がフォーに出ていたという。


「Ultimate Eatlist」はロンリープラネットのベストセラーである「Ultimate Travelist」をさらに調査し、食通向けのマスト本や旅好きな人に向けの本として完成されたという。

 

出典:SGGP

 

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