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”ビキニエアライン”、時価総額がベトナム航空を超える
<ハノイのノイバイ国際空港でバンコク行きのベトジェット社のA320機が出発前に停まっている様子 (写真提供:Reuters/Kham社)>
月曜日、民間航空ベトジェット社の時価総額が国営航空会社のベトナム航空を超えたことがわかった。
ベトジェット社は2011年にサービスを開始し、ビキニ姿の客室乗務員がいることで一躍脚光を浴びた。ホーチミン市証券取引所ではベトジェット社の株が急速に上昇していったという。
客室乗務員にビキニを着せる「ビキニエアライン」としてベトジェットは国内で有名になったが、実際に客室乗務員がビキニを着用していたのは複数の便だけだ。
ベトナムの急速な経済成長と若い世代がより旅行を楽しむようになったことの2つの要因が重なり、ベトジェット社は国内最大シェアを占めていたベトナム航空を抜いて第1位となった。
ベトナム航空の17億ドル(約1870億円)を抜いてベトジェットは1株あたり13万7400ドン(約687円)、総計で18億ドル(約1980億円)となった。
1月、今年最初の株式取引日にはベトジェット社が14億ドル(約1540億円)だったのに対し、ベトナム航空は21億ドル(約2310億円)であった。
ベトナムはアジアの中でも急速に成長しているマーケットのひとつであり、またベトジェット社の株は安定していて投資家にとっても好都合であったため、急速に株価が上昇したとブローカーは述べた。
Thomson Reuter社が発表した統計によると、株価収益率はベトナム航空が16.63なのに対し、ベトジェット社は15.75だったという。
CAPA社は声明でベトジェット社は国内航空マーケットの40%を占めており、今年中には国内で最大のシェアを誇る航空会社となるだろうと述べた。
今後の展望
アナリストの中にはベトジェット社の一株あたりの値段が14万3000ドン(約7万1500円)まで上昇すると予測している人もいる。
サイゴンセキュリティー社のセキュリティーコンサルティング部門でマネージャーを務めるNguyen Van Dung氏は「ベトジェット社の歴史はまだ始まったばかりであるため、株式の更なる高騰に期待を寄せている投資家も数多くいる」と述べた。
「だがもし私が投資家の立場ならベトナム航空の株を買う。それは長期的な成長が見込めるのに加えて、現在は株式を購入するのに適した価格だからだ」とDung氏は続けた。
ベトジェット社とベトナム航空は政府が民間からの投資を促進するために民営化を促している企業のひとつだ。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。