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ベトナム政府、Grabのタクシー市場の独占阻止を試みる
ベトナム政府はタクシー会社のGrabに巨額の罰金を科す可能性が高まっている。同社がベトナム競争法に違反して、ベトナム国内のタクシー市場において独占状態にあるとされているからだ。
5日、Grabはベトナム工商省に未申告で競合大手Uberの買収に至った経緯に関する文書を提出した。
Grabは文書内で、「Uberを買収しても国内のタクシー市場におけるシェア率は30%にも満たない。そのため、タクシー市場を独占していることにはならず、買収の旨をわざわざ政府に申し出る必要はなかった」と弁明する。
しかし、Grabの説明では独占状態でないことを十分に説明できておらず、ベトナム工商省を依然として納得させられていない。
競争法では、企業買収後に1社のマーケットシェア率が50%を超える場合は独占状態と決められ、買収が禁止されている。
工商省の関係当局はGrabに「ベトナム競争法の下で、買収後に1社の市場におけるマーケットシェア率が30~50%になる場合は事前に政府に買収の旨を申し出て許可を得る必要がある。申し出ない場合は年間の総利益の10%に及ぶ罰金が科される」と説明している。
ベトナム工商省のDo Thang Hai副大臣は「提出された文書を我々が精査した後、Grabには競争法違反で罰せられる可能性がある」と指摘する。
Grabは現在マレーシア・フィリピン・シンガポールといった他の東南アジア諸国でも利用されている。他の国でもUberの買収の詳しい経緯や理由が説明されておらず、各国政府が厳しく追及している。
ベトナム国内のタクシー会社はGrabの独占状態を阻止するために、互いに協力していくことを提案している。
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