Updated 2018年04月11日

ベトナムのスマホ利用者、通信キャリアに顔写真の提出が必須に

ベトナム国内のスマホ利用者は通信キャリアへの顔写真の提出を義務化される見込みだ。目的はモバイルデータ通信の利用におけるセキュリティ対策を強化するためである。ベトナムにおいて消費者が顔写真の提出が求められることは異例だ。

 

今回通信キャリア各社が利用者に対して顔写真提出の義務化に踏み切ったのは、ベトナム情報通信省から法令が出されたからだ。法令で通信キャリア各社はモバイルデータの利用者の認証をするために写真の提出を利用者に求めるよう命じられたのだ。

 

ベトナム情報通信省は利用者の認証をすることでモバイルデータの利用者を適切に管理し、ベトナム国内における偽のSIMカードの大量流通を防ぐことができると期待している。

 

しかし、顔写真の提出が義務化されることが明らかになってから、利用者から非難の声が殺到している。顔写真を送信するのは手間がかかる上に、個人情報の漏洩につながると感じているからだ。

 

利用者のDo Thi Hoaさんは、「車や家を買うときでさえ顔認証されることはない。ただ、提出しないとスマートフォンを利用できなくなるのは困るので、4月24日の期限までには写真を送付するつもりだ」と明かす。

 

顔写真の送付方法は2通りある。テキストメッセージで通信キャリアに送信するか、アプリを経由して写真をアップロードするかのどちらかだ。スマホの操作に慣れない年配の利用者は通信キャリアの従業員が直接自宅を訪ねて提出することも可能だという。

 

個人情報の管理について懸念の声が広がるが、通信キャリア各社は「個人情報の取り扱いには細心の注意を払う」と声明を発表している。

 

その上でベトナム最大級の通信キャリアMobiFoneの代表は「提出された写真やその他の情報は会社のデータベースで保管される。情報の使用は法律に基づいて利用者のデータ管理をする際に限られる。それ以外の目的には使用しない」と説明する。

 

しかし弁護士のVu Tien Vinh氏は、通信キャリアの情報管理に関して「提出された情報はどこで漏洩するかわからない。別の目的に利用される可能性もある。通信キャリアの情報管理に関する責任の範囲はまだ明らかになっておらず、問題が起きた際の対応も不明瞭だ」と指摘する。

 

同氏は顔写真の提出のシステム自体にも反対し「顔写真の提出は政府が利用者を認証してモバイルネットワークを適切に管理するのに有効な手段とはいえない。今回の法令に関しては利用者が納得いくまで説明する必要があり、政府の負担も大きい。負担を減らすためにも法令は取り消されるべきだ」と主張する。

出典:VN EXPRESS

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