おすすめのプロモーション
ハノイのタクシー会社、グラブに対抗し合併か
G7タクシーはハノイの3社のタクシー会社と合併した(写真提供:VnExpress)
3社のタクシー会社はハノイ最大のタクシー会社となるために共同でブランドを設立し、Grabに対抗している。
Nikkei Asian Reviewによると、G7タクシーと名付けられた共同グループはGrabの運賃よりもさらに安く、短距離でも利用することができる。同グループは今後さらに企業を合併させる予定だ。
G7は今年10月にタクシー会社のThanh CongとBa SaoとSao Hanoiによって設立された。合併されたことによりタクシーの保有台数は約3000台に上り、ハノイでは約20%
のシェアを占めることになる。
G7のタクシー運賃は初乗り1kmあたり9900ドン(約50円)であり、Grabは初乗り2kmあたり2万ドン(約100円)だ。
新たなブランドグループ設立により、既存のタクシー会社やGrabのような配車アプリ企業との競争が激化する見込みだ。
ハノイタクシー協会のNguyen Cong Hung氏は「自社アプリを持っている既存のタクシー会社はGrabとの競争を試みている。しかし、我々はそれぞれの会社が独立しているため、結束する必要がある」と述べている。
以前、Thanh CongとBa Sao、Sao Hanoiは数年間、年間の売り上げが10〜15%減少していた。
ハノイのタクシー会社の数は2010年の115社から現在は70社まで減少している。
タクシー業界の競争
配車サービスの業界に対抗しているのはタクシー3社だけではない。
3月、ベトナム南部のタクシー会社ComfortDelgro SavicoとVinataxiが共通の目的のもと合併を行なった。
ホーチミンで2番目の規模を誇るVinataxiは合併により今年の売り上げは6倍増加すると見込んでいる。
Mai Linhはベトナム最大のタクシー会社であり、同社はGrabと同様にスマートフォンアプリを開発している。一方のVinasunはFacebookのメッセンジャーアプリを使用して配車サービスを開始した。メッセンジャーアプリにより、Grabと非常に似ており、利用者はタクシーを呼ぶことができ、不満や要求を直接問い合わせることができる。
しかし、ベトナムの配車サービス独占企業のGrabは地元タクシー企業を競争を行うための戦略にも取り組んでいる。
数ヶ月前、Grabは従業員の行動を追跡して不必要な行動を制限し、費用を管理するのに役立つサービスを開始した。
Grabはドライバーに対し、ボーナスでフリーwifiやコーヒーなどを提供しているオープンスポットなどを用意し、魅力的な政策を行なっている。
関連記事
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。