<ハノイ旧市街にあるGiang Cafeの名物であるエッグビール。氷入りのビールの上に砂糖やバターと共に泡立てた卵黄が載ったが名物だ(AFP/Manan Vatsyayanaより)>
 

ハノイで長年続くあるカフェでは、他店の朝食メニューでは用意されていない卵を使用したビアカクテルが人気を博している。


ハノイ旧市街にあるGiang Cafeでは、氷の入ったビールの上に砂糖やバターと共に泡立てた卵黄が載った濃厚なエッグビールが名物だ。

 


<Nguyen Giangさんは毎朝1000個分の卵を割り、一日中泡立てているという>


オーナーのNguyen Chi Hoaさんは1999年に興味本位でこのレシピを考案したという。


Nguyen Chi HoaさんはAFP通信の取材に対し「最初は自分のためにエッグビールを作った。そしたらそれが美味しくて、他の人も好んでくれるか試してみようと思った」とテラコッタタイルで暖かい雰囲気の店内で語った。


ハノイの多くのカフェで人気になっているベトナムコーヒーに泡立てた甘い卵黄をのせるエッグコーヒーは元々Hoaさんの発明ではない。

 

 


<Hoaさんはコーヒーやビールにとどまらず、ラムや抹茶、ココア、コカコーラにまで泡立てた卵黄を載せて提供している>


Hoaさんは、フランス統治時代の1946年に、自身の父親がベトナム人にとっては高価だった牛乳を使用するカプチーノの代替品としてエッグコーヒーのレシピを考案したと話す。


「貧しい人々でも多くの鶏を飼っていたため、卵を割り、砂糖を加えて混ぜれば完成する
エッグコーヒーを飲むことができた。それがエッグコーヒーのルーツだ」とHoaさんは白黒の家族写真が壁に飾られている店内で語った。


Hoaさんはコーヒーやビールにとどまらず、ラムや抹茶、ココア、コカコーラにまで泡立てた卵黄を載せて提供している。


カフェで必要な泡立てた卵黄を賄うため、Hoaさんの娘は毎朝1000個分の卵を割り、一日中泡立て続ける。


Hoaさんの店を訪れる客の中にはエッグビールを聞いたことがない人もいるが、ビールの大国として知られているベルギー人をはじめ多くの人が気に入り、1日20杯も売り上げるという。

 


<Hoaさんの店を訪れる客の中にはエッグビールを聞いたことがない人もいるが、1日20杯も売り上げるという>


マレーシアから訪れたST Limさんは「味はデザートのようだが、ビールも含まれていて特別だ」と話す。


ハノイでは、屋外でビールを楽しむ「bia hoi」が有名であり、Hoaさんの作るユニークなビールは一部の人から不思議に思われることがあるという。


Hoaさんは不思議に思う人はさておき、笑顔で「エッグビールは肌にもよくて美白にも効果がある」と美肌を意識している人に対し語っているという。

 

出典:VnExpress

 

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