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ホーチミン、偽装Grabバイクドライバー被害多発
<ホーチミンのタンソンニャット国際空港付近にいる偽装Grabバイクドライバーの様子>
偽装Grabバイクドライバーがホーチミン東部のビンタン区にあるミエンドンバスターミナルやタンビン区にあるタンソンニャット国際空港の利用者をターゲットに不当な値段でサービスを提供していることが報告されている。
被害を受ける乗客の多くはアプリの使い方に慣れていないため、アプリを通しての予約をせず偽装Grabバイクドライバーに提示された価格を受け入れてしまうという。
利用者のなかにはドライバーが実際の乗車地点よりも乗車地点を遠くに設定していることやGrabBike PremiumやGrabCarサービスなど高い料金で配車を予約されていることに気づかないという。
大学生のN.MさんはTuoi Tre(Youth)新聞記者に対し、偽装Grabバイクドライバーの被害に遭い、通常で5万ドン(約250円)の距離に13万3000ドン(約665円)を支払ったと語った。
「アプリ画面で支払額を確認せず、運転手から提示された金額をすぐに支払ってしまった」とN.Mさんは話した。
Tuoi Treの記者はミエンドンバスターミナルからトゥードゥク地区のビンフォック交差点に行こうとしたある客に対し、偽装Grabドライバーが通常なら3万3000ドン(約165円)のところ17万1000ドン(約855円)を請求している現場を目撃したという。
<偽装Grabバイクドライバーに警戒する標識がホーチミンのタンソンニャット国際空港付近で見かけられる(Ngoc Khai / Tuoi Tre)>
また、タンソンニャット国際空港からベンタイン市場への乗車は通常相場で3万7000ドン(約185円)のところ12万4000ドン(約620円)を請求している偽装Grabバイクドライバーもいたという。
タンフー区在住のH.V.さんはTuoi Treに対し、ミエンドンバスターミナル入り口付近にはアプリでの予約を受け付けない偽装Grabバイクドライバーのグループがいると語った。
「偽装Grabバイクドライバーは、アプリの見積額の3倍〜5倍高い乗車料金を要求し、断った場合は暴言を吐くこともある」とH.V.さんは語った。
伝統的なバイクタクシーのxe omやタンソンニャット近くで乗客を探すバイクタクシー運転手は、2年間も偽装Grabバイクドライバーが同地域に広まり続ける背景には黒幕がいることをTuoi Treに明らかにした。
「偽装Grabバイクドライバーはこの黒幕にみかじめ料を支払わなければならない。支払わなければ、脅迫されてしまう」と同氏は述べた。
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