ハノイ、水道水の給水を停止 汚染を受けて

2019年10月17日(木)00時00分 公開
ハノイ、水道水の給水を停止 汚染を受けて

<汚染が原因で、15日にハノイの水道水が停止されたため、アパートの住民らがボトルを持って給水をしに行く様子(写真提供:Photo by VnExpress/Giang Huy.)>

 

ビナコネックス水道社(ビワスプコ)によると、水道管と貯水池の油の除去作業を行うため、ハノイ南西部への給水を停止したいう。

 

ビナコネックス水道社から各世帯に水道を供給している水道会社は、15日からビナコネックス水道社からの水の供給が停止したと明らかにした。

 

水道会社は、供給が再開される目処は立っておらず除染作業が終了次第、供給が再開されるとした。

 

ハノイの約27万世帯が今回の給水停止の影響を受けている。

 

Ha Dong Water One-Member Limited Liability Company社の代表者は、ビナコネックス水道社が供給を停止した4万立方メートルの水道水を補うために、貯水池の水量を満タンにすると語った。

 

ビナコネックス水道社から1日20万立方メートルの水道水を購入しているビワコ社は、使用できる水源から水を確保し、水道の供給が停止している地域に給水車で水を供給すると発表している。

 

ビナコネックス水道社の1日の給水量は30万立方メートルで、タインスアン区、ホアンマイ区、カウザイ区、ハドン区などのハノイ南西部に供給をしている。

 

ハノイの半数の人は、綺麗な水へのアクセスをビナコネックス水道社に依存しているという。

 

しかし、10日に水道水から焼けたような異臭がすると報告され、住民は混乱しているという。

 

多くの人が水道水の使用をやめ、水を購入しているという。

 

異臭の原因は、ホアビン省ダー川上流で石油関連製品を不法投棄したことでビナコネックス水道社の浄水場の貯水池に石油関連製品が流れ込んだことが原因だという。

 

水質調査では、水道水には発ガン性物質のスチレンが含まれており、通常より1.3~3.6倍高いという結果がでた。

 

この水は、洗濯やシャワーなどには使用できるが、飲料水として使用したり調理の際に使用したりすることはできない。

 

ホアビン天然資源環境局のTran Duc Thang副局長は、ビナコネックス水道社には水の安全が確認されるまで給水を停止するように命じたと語った。

 

警察は、不法投棄したトラックの行方を追っている。

 

出典:VnEXPRESS

 

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