ベトナム:今月から観光業再開へ、コロナ終息後の回復期に

2020年05月06日(水)00時00分 公開
ベトナム:今月から観光業再開へ、コロナ終息後の回復期に

<写真:Viet Nam News>

 

国内での新型コロナウイルスが収束に向かい、ベトナムがパンデミック後の回復時期に入ったことから、国内の多くのホテルやリゾートが魅力的なプロモーションを打ち出し、5月中には営業を再開する予定だとサヴィルズ・ホテル・アジアパシフィックディレクターであるマウロ氏が話した。

 

マウロ氏は、観光市場は今後数か月で再び繁忙期になることを予想していると話し、ホテルやリゾートはパンデミック後の回復を支援するため価格を適用させ、プロモーションを打ち出すべきだとしている。

 

 

マウロ氏は、観光市場の回復時期について、社会的距離をとる措置(ソーシャルディスタンシング)が緩和され始めた時に回復の兆しが見えるのではないかと語る。

 

回復の第1段階は、国内市場だと続けた。

 

サヴィルズによると、ベトナム政府の社会的距離に関する規制に従い、ベトナムのホテルやリゾートの大部分が閉鎖されたが、そのほとんどが国内市場向けにプロモーションを行い5月に再開する予定だという。

 

しかし、依然として、人が集まる空港や飛行機への搭乗についての安全性に対しては、懐疑的な状態が続く可​​能性が高く、飛行機を利用する人が戻るのには時間がかかるという。

 

そのため、ブンタウやホーチャム、ムイネー、ハロン、ダラット、サパのような車で行くことのできる観光地に人が集まるとみられている。

 

入国制限や国際線の運航制限が解除され、航空便の就航する国が安全であると認識がされた段階で、第2段階である訪越外国人市場の回復に移行するという。

 

ベトナムの外国人観光客において、2019年の訪越外国人観光客のうち56%以上を占めた中国と韓国が最も主要な市場で、両国とも新型コロナウイルス感染者数に大幅な減少が見られるため、最初に再開するだろうとマウロ氏は述べた。

 

さらに、べトナムは既に安全な国だと世界的に評価されていることが、訪越外国人の回復に繋がり、ベトナムという国の魅力を高めていると付け加えた。

パンデミックが終息し、回復の最終段階に入れば、世界の観光は新型コロナウイルス流行以前のように戻るだろうとマウロ氏は予測する。

 

「しかし、渡航制限が完全に解除されても、旅行者の行動の変化と世界的な景気後退の影響が長引くというの2つの潜在的な影響が依然として見られる。いずれも継続的な注意が必要だ」とマウロ氏は続けた。

 

さらに、「世界的な経済的影響とウイルスの変異は依然として不透明であり、2021年までに完全に回復することは現実的に予測できないと」マウロ氏は話した。

 

ベトナムのホテルやレストランのホスピタリティ市場の見通しについて、マロウ氏は、コロナ危機以前と変わっておらず、むしろ、ベトナムがコロナ危機でどのように結束したのかを見れば分かるように、実際にはもっとポジティブだとしている。

 

ベトナムの、安全で金額に見合う価値や美しい自然は新型コロナウイルス以降も競争力のあるものとなり、ベトナムは可能な限り早期に回復すると確信しているとマウロ氏は語った。

 

 

 

 

※この記事は各ニュースソースを参考に編集・制作しています。

 

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