女性の遺体がベッド下から発見、実弟が貧困で葬儀代支払えず
金曜日の午後、一人の女性の遺体がベッドの下から発見された。ベッドは女性の弟が所有しているものだった。
警察の調べに対して女性の弟は、「貧困と周りの人へ助けを求めることができなかったことが、このような卑劣な埋葬方法を招いたのだ。」とコメントしている。
Phu Yen省に住むTrinh Anh Tuanさん（44）は、3月20日の夕方に亡くなった、姉Trinh Thi Bach Tuyetさん（46）の遺体をベッドの下に隠していた。
Tuyetさんの遺体は、弟であるTuanさんがベッドの下に掘った穴の下に、数枚のブランケットに包まれて、土やプラスチックの板がかけられて遺棄されていたという。
この事件は、Tuyetさんの不在を疑問に思った同僚が、弟のTuanさんに状況を尋ねたところ今回の事件が発覚した。
検察が遺体を検死をしたところ、Tuyetさんの死因は乳がんだった。
Tuyetさんは6年前に乳がんと診断されて以来、調理師として勤務していた幼稚園を退職し、個人で仕立て屋を始めて、金属板だけで作られた家で弟と母親と3人暮しをしていた。
母親が他界した後の3年間は、弟が一人でTuyetさんの面倒を看ていたという。
弟は「姉のことが大好きだったので、ベットで辛そうに横たわっているところを見るのは非常に辛かった。姉が死ぬ数日前、彼女は何も食べることができないくらい苦しんでいた。姉が死んでから私は何も考えることができず、当分の間はこのような形で埋葬をすることにした。家を訪れる人たちの中には、私のことを気が狂っていると新聞に書かせる人もいたが、私はそうは思わなかった。私はただ、貧乏で気が滅入っていた。同僚から葬儀代を借りることは嫌だった。」とコメントした。
Tuanさんをよく知る人たちは、Tuanさんの人柄を親切で温かく、寡黙な男性だと話している。
その後、亡くなった女性の葬儀を行うために、地方行政が資金提供を呼びかけ、数日間で1800万ドン（8万2000円）集まったという。
tuoitrenews.vn
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