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ハノイのGrabバイク運転手、乗客が排水溝に落としたカードを拾う
1人のイギリス人女性が「私がベトナム人が好きな理由」という題で心温まるストーリーをFacebookに投稿した。
ベトナム人の好きなところを見つけたいのならハノイ在住のAlbany Owensさんの投稿を見るといいだろう。
火曜日にOwensさんがFacebookに投稿した心温まる話が話題になっている。Owensさんがハノイの排水溝にATMカードを落として途方に暮れていたところ、Grabバイクのドライバー2人がカードを拾い出してくれたという。Owensさんはこのエピソードを「ベトナム人を好きになる理由」というタイトルでFacebookに投稿したのだ。
OwensさんはGrabバイクを利用して目的地に到着し、バイクから降りようとしたところ、地面に財布を落としてしまった。そのはずみで財布からATMカードが排水溝の深いところまに落ちてしまったという。
Owensさんはカードを落としてうろたえていたが、拾うことをあきらめ、利用したGrabバイクの運転手とその近くにいた運転手にも「危ないので拾う必要はない」と話していた。
しかし、それから数分後、Owensさんは後ろから大きな声で呼び止められて振り返ると、2人のGrabバイクの運転手が排水溝から取り出したATMカードを持っていたそうだ。
＜2018年5月8日、Facebookで投稿された写真 Grabバイクの運転手がAlbany OwensさんのATMカードを排水溝から拾おうとしている様子＞
OwensさんはFacebookで「乗せてくれたバイクの運転手と隣にいた運転手の2人が排水溝の網を開けて中に入り、カードを取り出してくれた」と当時の状況を振り返っている。この投稿に対する「いいね！」とシェアの数は数千件に及んでいる。
「拾ってもらったあとに財布に残っていたお金を運転手に渡した。運転手は遠慮したが、私はお金を返してもらうことなく、ハグをして別れた」と当時の様子がわかる写真2枚とともに投稿を締めくくった。
同日、Tuoi TreニュースはFacebookのメッセンジャーの通じてOwensさんに今回のエピソードを確認した。
メッセージでOwensさんは「カードを拾ってもらったあと、運転手には『Grabの運賃代』だといってお金を渡した。運転手はお金を返そうとしたが、私はそのお金を受け取らなかった」と語った。
＜2018年5月8日、拾ってもらったATMカードを手に持ちAlbany Owens さんとGrabバイクの運転手が写真を撮っている様子＞
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