ベトナム北部のカジノ、1万5000ドルの脱税か
ベトナム北部Quang Ninh省によると、同省Ha Long市内にある「Casino Gaming Club」を運営するRoyal International株式会社に脱税疑惑があるという。
Quang Ninh省税務局は同社が2017年の税務申告と2018年2月までの付加価値税の税務調査後、法人税と付加価値税において脱税をしていたことを確認したと言う。
税務局は同社に1万5000ドル（約165万円）の罰金を科した。そのうち1万500ドル（約115万5000円）は付加価値税の虚偽申告、3700ドル（約40万7000円）は不法な請求書を使用したことに対する罰金だ。
同社はHa Long市内で唯一の外国人専用カジノを経営していたが、2013年以降は業績が悪化し、赤字だったという。
昨年10月、同社の会計報告書では第3四半期の赤字額が前年の23倍にまで跳ね上がり、304万ドル（約3億3440万円）を超えたことが明らかになった。
同社のマネージャーによると、台湾と中国本土からの顧客が大半を占めていたが、ここ数年、顧客数が毎年減少傾向にあったという。
今年第1四半期の同社の収入は約292万ドル（約3億2120万円）、税引後の利益は約6万9000ドル（約759万円）であった。この業績は昨年同期の赤字額である90万8000ドル（約9988万円）と比較して大幅に業績が改善したように思われた。
しかし、実際には同社の投資総額は3050万ドル（約33億5500万円）で累積赤字額は740万ドル（約8億1400万円）を超えている。
現在、ベトナムには外国人専用のカジノが6件あり、そのうち4件が赤字経営であるという。
ベトナム政府は今年初旬にベトナム人がギャンブルをすることを合法化した。これによりベトナム人は南部のPhu Quoc島のカジノと北部Quang Ninh省Van Don経済特区のカジノの利用が認められている。
関連記事
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
