ベトナム人女性、人身売買に関与した罪で懲役8年

2019年03月15日(金)00時00分 公開
ベトナム人女性、人身売買に関与した罪で懲役8年

<3月11日、Nghe An省の裁判所でLang Thi Lien被告が判決を言い渡される様子(VnExpress/Nguyen Haiより)>


裁判所は、13歳の女の子を人身売買で中国に嫁に行かせたとして、Lang Thi Lien被告に懲役8年を言い渡した。


3月11日、Nghe An省の裁判所でLang Thi Lien被告(35)は子どもの人身売買をしたとして有罪判決を受けた。


Lien被告は2013年に中国へ渡り、中国人男性と結婚、1人の子供を授かったという。


2016年、Lien被告は故郷であるNghe An省のCon Cuong区に戻り、近所に住む13歳の女の子を中国で労働させるために連行しようとしたという。Lien被告は女の子の家族に自分の子供のベビーシッターの女の子が必要で、家族には8000万ドン(約40万円)、女の子には月収を払うことを約束した。


女の子が学校を退学し、家族も貧しかったため、家族はこの条件に合意したという。


2017年1月、Lien被告は女の子をベトナム北部Quang Ninh省に連れて行き、中国との国境を渡ってすぐに、河北省の男性へ2億1000万ドン(約105万円)で売ったという。


その後、Lien被告は約束通り女の子の家族に8000万ドン(約40万円)を送り、家族に対しては、女の子は中国人男性と結婚したと伝え、その後連絡はしなかったという。


女の子の母親は中国に何度も足を運んでいる友人に娘の捜索を依頼した。友人は女の子を探し、Lien被告の目の前でベトナムに連れ戻したという。


Lien被告は母親とその友人に対し、もし11万人民元(約180万円)払えないのであれば殺すと脅した。


これを受け、女の子と家族は警察に通報したという。


中国警察やストリートチルドレンや人身売買の被害者と働くハノイを拠点とする非営利団体のBlue Dragonの協力により、2017年9月、女の子と母親の友人は安全にベトナムへ帰国できたという。


2017年11月、ベトナム警察は故郷に戻ってきたLien被告を逮捕した。


公安省によると、ベトナムでは2010年〜2018年末までに人身売買が3000件以上、被害者は7000人以上報告されているという。


4500人以上の人身売買者が関わっているとされており、被害者のほとんどは田舎や貧しい地域出身の女性や子供だ。


被害者の多くは、中国やマレーシア、韓国などの嫁を探している男性や子供を産むため、売春行為を強制させるために売らてれいるという。

 

出典:VnExpress

 

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