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FPTとSBI、ベトナムのブロックチェーン企業に30億ドル出資
<FPT株式会社とSBIホールディングス株式会社は、Utopに30億ドル(約3400億円)を出資することに合意した(Shutterstockより)>
FPT社と日本のSBIホールディングス株式会社はベトナムのブロックチェーン スタートアップUtopを運営する事業会社設立に関する覚書締結し、30億ドル(約3400億円)の出資をすることを発表した。
Utop社はakaChainと呼ばれる金融、保険、小売、サプライチェーンなど、様々な国でマルチな分野に展開しているシステムを使用することにより、FPT加盟店ネットワークを利用している小売店でロイヤルティポイントプログラムをリンクすることを目的としている。
Utop社は、ユーザーがネットワーク内の小売店でロイヤルティポイントを集めることとポイントの引き換えを簡易化することを目的としている。 Utop社を通じて、中小企業はコストを削減し、akaChainプラットフォームを通じてデータ保護のために報酬プログラムを互いにリンクさせることも可能だ。
同システムは、エンドユーザーがネットワーク内の任意の加盟店でポイント交換を可能にすることで、エンドユーザーの流動性を確保することも目的としている。
Utop社の共同創設者であり責任者であるPham Nguyen Vu氏は、2018年12月からUtop社のポイント還元プログラムを試験運用しており、さまざまな小売店でのポイント利用を促進していると述べた。
「FPTとSBIによる資金提供は、Utop社が基盤を固め、将来的に大きな一歩を踏み出すためのきっかけとなるだろう」と同氏は語った。
設立される合弁会社は、当分はFPTとその顧客にサービスを提供し、将来的には対象を拡大する予定だ。
SBIの広報担当である木村明英氏によると、Utop社は6月までにベトナムで設立される予定があるという。
SBIは、FPT証券およびTPバンクといったいくつかのFPT子会社に出資や共同事業を運営している。また同社は、現在30万人の販売者が全国約1000万人の顧客にサービスを提供し、FPTのオンラインマーケットプレイスを運営しているSendo社の株式20.8%を保有している。
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