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ベトナムの主要観光地、紫外線レベル上昇
<外国人観光客が、ベトナム中部ダナンのビーチを歩いている様子( VnExpress / Nguyen Tuanより)>
17日、ベトナムの観光地で新たにUVインデックスは「非常に危険」なレベルに急上昇したという。
イギリスを拠点とする気象サービス会社Weather Onlineが公開したデータによると、ホーチミン市やダナン市などでは、水〜金曜日までにUVインデックスがレベル12を超え、特に子供と幼児は眼の損傷、日焼け、脱水症状といった影響を引き起こす可能性があるという。
高いUVインデックスは、2月中旬と3月下旬にホーチミン市でも報告されている。
そのうえ、ベトナム中部ラムドン省のダラットやベトナム北部の山間部にあるLao Cai省のサパ、南部のフーコック島など人気のある観光地もまたUVインデックスが12を記録し、休暇で訪れる旅行者への健康被害をもたらす可能性があるという。ダラット、サパ、フーコックはベトナムの避暑地と呼ばれている場所だ。
UVインデックスは紫外線の強さを国際的に指標化したものだ。UVインデックスは紫外線の強さに比例し、上限のない指標だ。UVインデックス0〜3は「弱い」11以上は「極端に強い」に分類されている。「極端に強い」の場合、20〜30分日光を浴びるだけで、日焼けや白内障になる可能性がある。
「最近の猛暑日は、脳血管障害を持つ人々の増加をもたらした」と健康専門家は述べている。
高齢者は外出を避け、紫外線のピーク時は野外活動を制限するべきだと医師はいう。
ハノイ市、バッハマイ病院のNguyen Van Chi医師は、高齢者と子供が熱中症に最もなりやすいと述べている。
ホーチミン市医科薬学大学の講師であるLe Thai Van Thanh医師は、紫外線への照射が皮膚関連疾患、特に色素沈着過剰や皮膚の老化の主な原因であると述べた。
子供たちは野外で多く活動するうえ、子供たちの肌は未熟で傷つきやすいため、十分な日焼け対策が必要だという。
ホーチミン市内の主要な病院では、危険レベルの紫外線により呼吸器系や消化器系で苦しむ子供が毎日殺到しているという。
19日、ベトナム中部ハンティン省のHuong Khe区は摂氏43.4度(華氏110度)のベトナム国内の史上最高気温を観測した。
多くの地域で歴史上最高の暑さを記録する夏になる可能性があることを強調するとともに、気象庁は今後数カ月の間にさらなる猛暑になる可能性があると警告している。
昨年9月のジャーナルClimatic Changeで発表された研究では、フィリピンやベトナムなどの東南アジア諸国は南ヨーロッパや南アメリカの国々とともに熱波による健康被害を最も受けやすい地域だと述べている。
出典:VN EXPRESS
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