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Viettel、ホーチミン初の5G基地局の試験運用開始
<ホーチミンのViettel5G基地局(写真提供:Photo: SGGP)>
9日、ベトナム軍の通信会社Viettelはインフラ設備を完成させ、ホーチミン初の5G基地局の試験運用を開始した。
8月に10区と12区に基地局を新たに10箇所導入するため、設備の設置が急がれている。
今回のホーチミンでの試験運用はViettelがテレコクラウドを用いた5Gネットワーク構築を成功させてから初めてのことだ。
テレコクラウドを用いたネットワークの導入で、Viettelのネットワーク運用がより柔軟になるという。また、通信ネットワークの仮想化とクラウド移行という世界の傾向に適している。
情報通信省のライセンスNo.26 / GP-BTTTTで規制されているように、Viettelは現在、ホーチミンでCバンドを用いて3700MHz〜3800MHzの周波数で5Gモバイルネットワークを試験運用している。
5Gの最初の試験運用では通信速度は1000〜1300Mbpsだった。
通信速度は、近いうちに最適な速度に調整される予定だ。
Viettel社のTao Duc Thang社長は、5Gの導入でホーチミンの人々の通信環境を向上させることを目指していると話した。
同氏は、Viettel社による今回の試験運用は2020年に5Gを商業運用する前に、5Gバンドと通信可能範囲だけでなく、使用可能用途を評価するために行われたと加えた。
Viettel社は2019年5月にハノイでベトナム初となる5G基地局の電波発信に成功し、5G通信を利用した通話をかけることを可能にした。
これにより、ベトナムは世界で5G通信の試験運用を成功させた最初の国の1つとなった。
Viettle社の通信は3GPP(3rd Generation Partnership Project)にも対応している。
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