おすすめのプロモーション
ベトナムのインターネット速度、年明けまで低速か
「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」のスクリーンショット。
海底ケーブルの修復が完全に完了していないため、ベトナム全体のインターネット速度は新年の休み明けまで低速の状態が続くという。
ベトナム情報通信省によると、災害の多い地域にあるAAG海底ケーブルの修復は1月2日に完了する予定だという。
12月28日午後6時に修復活動を行う船が該当場所に到着すると地元プロバイダーは述べた。
最初の溶接作業は12月30日の午前2時に実施され、最終作業は1月1日の午前5時に完了する見込みだ。
1月2日の午前8時までに全ての接続が復旧するが、それまではインターネット速度は通常より低下すると専門家は述べている。
ブンタウから163キロ離れた場所で発生している最新の故障は、11月14日午後5時に報告された。この故障が原因でホーチミンから香港までのインターネット速度が低下している。
2009年11月の運用開始以降、5億6千万ドル(約612億円)で建設されたAAG海底ケーブルはベトナムから海外へのインターネット通信量の60%を担っている。
AAG海底ケーブルは総延長2万キロメートル以上で、ブルネイ、香港、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムを経由して東南アジアとアメリカを接続している。
運用開始以降、AAG海底ケーブルではトラブルと修復活動が相次いでおり、ベトナム全土のプロバイダーに影響を与えているという。
ベトナムの平均ブロードバンドスピードはシンガポールの70.86 Mbpsと比べて10分の1、マレーシアの23.86Mbpsとで比べて3分の1、タイの18.21Mbpsと比べて2分の1のスピードだと結果が出ている。
ベトナムの全人口の半分以上にあたる6400万人がインターネットを利用している。
関連記事
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。