ベトナム、コロナ重症パイロットの本国送還に奮闘

2020年05月22日(金)00時00分 公開
ベトナム、コロナ重症パイロットの本国送還に奮闘

<写真:The Star.com>

 

ベトナムの新型コロナウイルス感染患者で最も重症となっているイギリス人男性パイロットが直近の検査で陰性結果を示していることから、21日、ベトナム保健省は、新型コロナウイルス感染症予防国家指導委員会で、男性について、治療後にイギリスへ送還することを検討しているとした。

 

男性患者はベトナム国内91人目の新型コロナウイルス感染者で、これまで約1ヶ月以上に渡り治療を受けている。

過去6回目の検査では陰性反応が確認されたものの、依然として男性は昏睡状態が続いている。

そのため、男性をイギリスへ送還するためには多くの課題が残っているという。

 

保健局職員によると、男性は、陰性反応が出ているものの依然として昏睡状態が続いており、体外式膜型人工肺(ECMO)に依存しているという。

イギリスへの送還については症状の回復がみられてから初めて計画を立てられるとしている。

 

男性は免疫暴走を起こしており、すでに肺の線維化が進んでおり、約10%しか機能していないという。

これを受け、ベトナム国内では多数の人がドナー提供を申し出ている。

 

しかし、本人の意識が無い場合、臓器移植は親族の同意を得られなければ行うことができない。

ベトナム保健省は男性の親族と連絡を取っているが、本国送還や治療については未だ何も返事が無いという。

 

 

※この記事は各ニュースソースを参考に編集・制作しています。

 

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