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ベトナム、ネット速度低下 海底ケーブルで障害発生
<写真:PEXELS>
23日朝、原因不明の問題により、光海底ケーブルのアジア・パシフィック・ゲートウェイ(APG)を経由したベトナムのインターネット接続が完全遮断される障害が発生した。
ベトナム国内のインターネットサービスプロバイダ(ISPs)らは、APGの光ケーブルの代わりに他の光海底ケーブルに再接続することでこの障害に対処したとベトナム通信社(VNA)が報じた。
プロバイダらによると、この障害の原因は既に特定されており、完全復旧に向けての計画については今後発表する予定だとしている。
この障害により、ベトナムのインターネット接続問題がさらに悪化している。
14日にも、アジアとアメリカをつなぐ光海底ケーブルのアジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)が障害を起こし、帯域幅(データ伝送に使われる周波数の幅で、この幅が大きくなるほど通信も高速化する)に問題が発生している。
今回の障害が発生した光海底ケーブルのアジア・パシフィック・ゲートウェイ(APG)は、日本~シンガポール間のアジア11ヶ所を結んでいる。
APG(アジア・パシフィック・ゲートウェイ)は、インターネット需要への対応のみならず、大容量・高信頼のネット接続を維持することも目的としている。
そのため、今回の障害発生後にも、平常時からバックアップとして配置していた他のアジア域内の光海底ケーブルと相互補完させることで、ネットワークシステム全体の機能を辛うじて維持し続けられていると考えられる。
APG(アジア・パシフィック・ゲートウェイ)は中国大陸、香港、日本、韓国、マレーシア、台湾、タイ、ベトナム、シンガポールを結ぶ海底ケーブルシステムで、全長は10,400キロメートルだ。
容量は毎秒54.8Tbit。
現在、ベトナム国内のプロバイダであるVNPTやViettel、FPT Telecomなどが使用している。
※この記事は各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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