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ベトナムの人口、国連予測より10年早くピークか

2020年07月20日(月)00時00分 公開
ベトナムの人口、国連予測より10年早くピークか

<写真:VnExpress>

 

ベトナムの人口は2044年に1億725万人になり、昨年の国連の予測よりも10年早くピークを迎える可能性があるという。英医学誌ランセット(The Lancet)が発表した。

 

ランセットが14日に発表した今回の調査は、2100年までの195の国と地域における人口シナリオを予測したものだ。

予測には、主要な疾患の死亡率と罹患率に関して、世界・国・地域レベルでの怪我や健康への危険因子を説明する観察的疫学研究「2017 Global Burden of Disease Study(GBD)」の内容が使用されたという。

 

東南アジア地域に位置する13の国と地域でベトナムより早くピーク人口に達するのは、タイ(7197万人)が2028年、モーリシャス(130万人)とスリランカ(2234万人)が2031年、セーシェル共和国(11万人)が2042年だという。

東南アジア地域全体では、2052年にピーク人口である7億8684万人に達すると予想されている。

昨年、国連はベトナムのピーク人口は2054年で、1億979万人に達すると予測しており、ランセットの予測はそれより10年早いことになる。

 

今回のランセットの調査によると、2100年のベトナムの人口は2017年の9614万人から24.2%減少し、7285万人となることが予測されている。

スリランカについては2160万人から51.6%減少し1045万人に、タイは7063万人から50.9%減少し3466万人に、モーリシャスは127万から43.3%減少し72万人になるという。

東南アジア地域では、マレーシア、モルディブ、フィリピン、東ティモールの4か国のみが、2100年までに人口が増加すると見られている。

 

ベトナム労働・傷病兵・社会問題省は2016年の報告書で、ベトナムは2015年に人口の転換期を迎え、世界で最も高齢化が進んでいる国の1つになり始めたと述べた。

 

ベトナムの合計特殊出生率(1人の女性が生涯に生む子供の平均人数)は、世代の人口を維持できるとされる2を下回っており、地域別に見るとホーチミン市は約1.36、南部のドンタップ省、ハウザン省、バリア=ブンタウ省ではそれぞれ1.34、1.53、1.37だ。

専門家は、出生率の低下は、急速な高齢化を招き、年金、健康保険、社会保障などの社会福祉システムに負担がかかると指摘している。

 

今年4月、フック首相は生殖可能年齢における女性の合計特殊出生率(TFR)を2人から2.2人に維持することを目的とした決定を発令した。

これを受け、ベトナム政府は女性は30歳になる前に結婚し、35歳までに2人目の子供を産むよう呼びかけている。
 

 

 

※この記事は各ニュースソースを参考に編集・制作しています。

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