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タイが特別観光ビザを承認、10月から長期滞在外国人観光客を受入へ

2020年09月16日(水)10時10分 公開
タイが特別観光ビザを承認、10月から長期滞在外国人観光客を受入へ

<写真:Pixabay>

 

15日、タイ政府が「特別観光ビザ(STV:Special Tourist Visa)」という新たなビザ(査証)の導入を承認した。

9月15日に開かれた閣議の後、政府報道官が発表した。

 

タイ首相府のTrisulee Traisanakul副報道官によると、今回、導入が承認された「特別観光ビザ」の発給対象は、タイに長期滞在を希望する外国人旅行者となる。同ビザで規定された滞在期間は、最長270日(約9ヶ月間)だ。

 

バンコクポスト紙の報道によると、特別観光ビザでタイに入国する者は、同国での公衆衛生対策を遵守し、入国時に政府指定隔離施設(Alternative Local State Quarantine)で14日間の隔離が講じられることに同意する必要があるという。

その上で、隔離先のホテルまたは病院宿泊施設の宿泊費用の支払い証明を提示しなければならないという。

 

加えて、隔離期間後に同国に長期滞在する旨を証明するため、滞在先のホテルやコンドミニアムに関する証明書の提示も求められるという。

 

特別観光ビザの取得費用は2000バーツ(約6800円)。

ビザの有効期間は90日間だが、タイ入国後に最大2回の更新が可能とされ、最長でタイに滞在できる期間は270日間となる。

ビザの発給は今年10月から開始される予定とされている、

しかし、隔離施設の収容可能人数に限りがあることやリスク管理の点から、当面は、1週間当たり100~300人、1ヶ月当たり1200人程度に制限される見通し。

 

正式な特別観光ビザの発給開始日、取得方法やその他の詳細要件などは、今後発表される予定だ。

 

 

ベトナムでも、タイと同じく15日、ファム・ビン・ミン副首相が運輸省の日本を含む6都市を対象とした国際線の運航再開に関する提案を承認したと発表した。

国際線再開の対象となるのは、東京・広州・ソウル・台北で、15日からの運航が承認された。

その1週間後の9月22日からは、プノンペン(カンボジア)とビエンチャン(ラオス)との国際線の運航再開も承認されるという。

 

 

 



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