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ベトナム初の都市鉄道、6年遅れで運行開始:ハノイ
<写真:vietnamnews.vn>
ハノイ市都市鉄道(メトロ)のドンダー区カットリン~ハドン区を結ぶ2A号線が6日、運行を開始した。
同路線は中国政府による支援で2011年10月に着工したが、土地収用や安全確認が進まず、当初の計画から6年遅れ、10年の工期を経ての運行開始となった。
運行開始初日、運行から15日間無料で乗車できるということもあり、開業の午前9時には多くの市民が列をなして、メトロに乗り込んだ。
記念すべきメトロの1人目の乗客となったのはホアンキエム区に居住するホアさんだ。
ホアさんは地元メディアに対して、これまでベトナムより発展している国でしか乗ったことのなかったメトロだが、カットリン~ハドン間でメトロが運行していることが嬉しいと話した。
今後は、生活がより便利になるために、多くの路線の運行を開始してほしいと期待を膨らませた。
運行開始から最初の15日はすべての乗客を対象に無料で運行する。
その後の運賃は、片道8000VND(約40円)〜1万5000VND(約75円)。
1日券は3万ドン(約150円)で、1ヶ月定期券は10万~20万VND(約500~1000円)となる。
今後、運行は2つのフェーズに分けて行われる。
第1フェーズは運行開始から6ヶ月間で、5時30分〜22時00分まで10〜15分間隔で1時間に4~6本を運行する。
第2フェーズでは5時30分~22時30分まで6~10分間隔で1時間に9本を運行するという。
乗車には各駅での乗車券の購入が必要で、自動改札を利用してホームに入場できる仕組みだ。
2A号線の全長は13キロで、12駅を約23分で接続する。
車両は4両編成で、1度に約960人の乗客の輸送が可能だ。
今回の2A号線の総投資額は約9億ドル(約1021億円)で、資金の約8割は中国政府の途上国援助(ODA)を活用。
当初は2015年に運航を開始する予定だったが、約10回にわたり延期されていた。
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