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ハノイ市、使用期限を延長したファイザー製ワクチンの接種を停止
<写真:VN Express>
ベトナム保健省の医薬品管理局(DAV)が使用期限を3カ月間延長していたファイザー製ワクチン(ロット番号:124001、123002)について、ハノイ市は同ワクチンの接種を停止したという。
ハドン区の医療センターでは、11月30日に保健局から12月1日以降、使用期限を延長したワクチン接種停止の通知を受けたという。
ナムトゥリエム区の医療センターでも、更なる通知があるまで同ワクチンの接種を停止するとしている。
期限が延長されたワクチン296万回分は、ハノイ市を含む国内の12歳〜17歳の子供への接種に使用されていた。
地元メディアの報道によると、11月30日にワクチン接種する子供を持つ保護者らが、使用期限の最終日に接種をすることに懸念を示したという。
同市保健局は、使用期限が延長されたロット番号のワクチンの接種を停止することを決め、他のワクチンについては通常通り接種を続けているという。
今回期限が延長されたワクチンは、当初、それぞれ使用期限が11月30日までとされていた。
しかし、ファイザー・ベトナム社の要請を受けて、ワクチンが-90度〜-60度の超低温で保管されていた場合、医薬品管理局が使用期限を6カ月から9カ月に延長し、2月末までとしたという。
11月29日に発行された文書でも、同社がファイザー製ワクチン(ロット番号:124001、123002)の使用期限を新たに2022年2月28日に設定したことを再度明記していた。
ベトナム予防医学局のPhan Trong Lan局長は、11月30日に報道陣に対して発行した文書で、ワクチンの使用期限の延長については安全性、有効性、および品質を保証するため厳密に検査が行われたと述べた。
これらのワクチンは、11月25日に国立衛生疫学研究所によりハノイ市などに分配され、誤解を避けるため、医療従事者らに対して保護者らに使用期限について通知するよう要請したという。
8月23日、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、ファイザー製ワクチンを正式に承認し、使用期限を従来の6カ月から9カ月に延長している。
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