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被害額約2500万円、ビットコイン詐欺の男に実刑判決 ハノイ
〈写真:VnExpress〉
1日、ハノイ市人民裁判所は、ビットコインを安く売ると言って2人から50億ドン(約2500万円)をだまし取ったとして、男に15年の禁固刑を言い渡した。
北部バクザン省のTran Van Luat容疑者(29)は、資産の不正流用により有罪となった。
2019年、同容疑者は自らをハノイのビットコイン取引会社の従業員だと名乗り、ホーチミン市のN.V.Aさん(29)とL.C.Nさん(42)に暗号通貨を市場価格より7%割引で販売すると持ち掛けた。
被害者の2人はこの申し出に興味を持ち、同容疑者に会うためにハノイに足を運んだ。
2019年9月2日に商談・取引を行い、同容疑者は約束通りの割引で被害者らへ1ビットコインを売却した。
2日後、被害者2人が30ビットコインの追加購入を申し出たところ、同容疑者は代金は一部後払いで良いとして、40ビットコインをまとめて購入するように持ちかけ彼らは同意したという。
同容疑者は40ビットコインを90億ドン(約4500万円)で取引し、先に50億ドン(約2500万円)以上を手渡しで受け取った。
被害者のNさんは自分のEウォレットにコインが振り込まれなかったので同容疑者に尋ねたところ、待つように言われたという。
しかし、夕方まで待ってもNさんのEウォレットにコインは届かなかったため、同容疑者はハドン区の事務所に行き、取引コードと送金を確認する必要があると被害者らに伝えた。
また、その事務所は「部外者立ち入り禁止」のため、同容疑者は一人で行く必要があるといい、そのまま姿をくらましたという。
9月6日、警察は同容疑者を逮捕し、約40億ドン(約2000万円)を押収した。
同容疑者は奪った金のうち、2億ドン(約100万円)を兄に送金し、7億ドン(約350万円)を借金の返済に充てていたことが判明した。また、新しいスマートフォンを購入したこともわかっている。
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