観光産業の回復には長い時間がかかる可能性も:業界関係者

2022年03月18日(金)10時57分 公開
観光産業の回復には長い時間がかかる可能性も:業界関係者

〈写真:VnExpress〉

 

観光業界関係者によると、国際観光の再開により、観光業界回復への期待がかき立てられているが、業界がパンデミック前の水準に戻るには長い時間がかかる可能性がある。

 

15日からの観光再開により、新型コロナウイルス検査で陰性であれば検疫が不必要となったため、ベトナムは現在、世界で最も競争力のある観光政策の1つとなっている。

 

13カ国の国民に対するビザ免除の決定は、特に韓国や日本といった主要市場からの観光を後押しすることにもなると予想される。

 

同国は15日、2年ぶりにすべての入国制限を解除した。

 

業界関係者によると、ベトナムの観光会社は再びインバウンドの促進を始め、各国の市場でツアー販売をするため動き出している。

 

しかし、業界関係者の中には、インバウンド旅行が2019年の水準に戻るには数カ月、あるいは数年かかるだろうと言う者もいる。

 

観光の需要は航空と密接に結びついているが、現時点では、国際線ルートとフライトは限られており、旅行者は観光の選択肢が限られている。

 

 

ベトナム民間航空局によると、今年1~2月のフライト数は3万3119便で、2019年同期比61%である。

 

航空会社も旅行再開の恩恵を受けようと動き出してはいる。

 

ベトトラベル航空は16日にハノイからクイニョンとダナンへの2つの新路線を開設し、需要が高まれば便数を増やす予定で、ベトジェットは、5月までにパンデミック前の全便を再開し、6月にはオーストラリアやヨーロッパへの直行便を就航させる予定としている。

 

しかし、観光会社が懸念するのは、世界的に観光再開にばらつきがあることだ。

 

日本や中国など一部の国ではまだ規制を講じているため、観光客の足が遠のく可能性が高い。

 

Saigontouristの代表者は、インバウンド観光の需要は10月〜3月までであり、来年まで強い回復は見込めないと予想する。

 

業界関係者は、今月、中部クアンナム省で開催される「国家観光年」や5月の「東南アジア競技大会」などでの今年の旅行需要を後押しする政策に注目している。

 

 

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