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東南アジアの五輪「SEA Games」5月開催、日本人コーチ参戦
〈写真:SEA Games公式〉
5月12日、東南アジアのオリンピックと称される「SEA Games」がベトナムのハノイ市で開催される。
「SEA Games」は2年に1度、東南アジアで開催されるスポーツの祭典で、2022年の大会で第31回目を迎える。当初の予定では2021年11月末に開幕される予定であったが、パンデミックを理由に、今年へ延期となっていた。
ベトナム、タイ、マレーシア、ミャンマー、ラオス、 シンガポール、フィリピン、インドネシア、ブルネイ、カンボジア、東ティモールの11か国が参加し、水泳をはじめ、サッカー、空手、柔道、ボクシング、ゴルフ、バドミントン、ボウリングなど計40種目の競技を競う。
今大会で特筆すべきは、14日に開催される競泳種目でベトナム代表のコーチとして日本人が参戦する。
コーチとして参戦するのはハノイで水泳教室「シンブリッジ・スイムクラブ」を営む桑原伸一郎氏だ。
〈以下写真:シンブリッジ桑原氏提供〉
桑原氏は日本、アメリカ、ベトナム、シンガポール、スリランカでのコーチ経験があり、2017年に開催された同大会にもコーチとして参戦し銀メダリスト2名を輩出している。
現在、桑原氏は自身の水泳教室を運営しつつ、ダナン・ホーチミン・カントーにある3つの国家トレーニングセンター(1センター辺り20〜30人)でベトナム人選手へ競泳の指導を行なっている。
同氏によると、日本などをはじめとする技術から入る先進国とは違い、まだ肉体強化を軸とする考えが主流のベトナムではデータを分析し技術を教える指導スタイルに馴染めず戸惑うコーチ・選手も多いという。
しかし、ベトナム人選手の中にも積極的に桑原氏の指導した課題に取り組み、格段とタイムを上げる選手もおり、2017年の大会の際に自身のコーチした選手がメダルを獲得し国旗が掲揚されるのを観たときは非常に感動したと語る。
Posteの取材に対して桑原氏は「日本人選手の出場はないものの、ベトナムに在住している方はこれを機に一度SEA Gamesを観戦してみていただきたい。国を背負っての戦いは非常に迫力があり盛り上がりますし、オリンピック金メダリストも今大会に出場します。私の指導する競泳ベトナム代表選手にも今大会の金メダル候補者が多数いますし、これから世界の舞台でも活躍できるように導きます。ぜひベトナム代表選手を応援してください!」と話す。
SEA Gamesの情報は公式Facebookなどから確認できる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。