東南アジア競技大会(SEA Games)とは?歴史とともに解説!
ASEAN地域の友好、理解、平和と、オリンピック・ムーブメントの振興を目的とした、東南アジアスポーツ連盟(SEASF)が主催する総合競技大会「シーゲーム(SEA Games)」。
第31回となる今年は、ベトナムで5月12日〜23日まで開催されます!
でも、あまり「SEA Games」についてよく知らない...という方も多いのではないでしょうか。
今回は東南アジア競技大会と呼ばれるこの大会について歴史と共に解説します!
SEA Gamesの大まかな歴史
1958年5月22日、東京都で開催された第3回アジア競技大会に参加した、東南アジア半島の国々の代表団が集まり、東南アジア半島スポーツ連盟(SEAP Games Federtion)が設立されました。
その後、1959年にカンボジア、ラオス、マレーシア、ビルマ(現ミャンマー)、タイ、ベトナムが連盟会議に出席し、12月にはバンコクで初の東南アジア半島(SEAP)競技大会を開催。
1965年にシンガポールが加盟、1977年にインドネシアとフィリピンが加盟し、連盟の名前を東南アジアスポーツ連盟に変更、東南アジア半島競技大会(SEAP Games)は東南アジア競技大会(SEA Games)に改名されました。
1979年にはブルネイ、2003年には東ティモールが参加し、2013年以降からはロゴが初期に6個の円だったものが11個と増え、今でも東南アジアスポーツ連盟の公式シンボルとして採用されています。
最もSEA Gamesが開催されている国は?
創設から60年以上が経ち、今日でも東南アジア競技大会(SEA Games)は東南アジアにおいて主要なスポーツイベントであり続けています。
2022年を含め、最も多くこの大会が開催されている国は、タイとマレーシアで6回。
次いでシンガポール、インドネシア、フィリピンでそれぞれ4回開催されています。
その他、ミャンマーが3回、ベトナムが2回、ブルネイとラオスがそれぞれ1回です。
これまでのベトナムの成績
ベトナム戦争が終結した1975年以降、ベトナムは1975年の第8回~1987年の第14回東南アジア競技大会を欠場。
その後、1989年の第15回東南アジア競技大会から再び参加を始めました。
再び参加した第15回(1989年)、第16回目(1991年)の大会で7位にランクイン。
第21回(2001年)の大会では4位に上昇し、ベトナムで初開催となった第22回(2003年)には1位に輝きました。
それ以来、ベトナムは常に3位以内を維持し、第25回(2009年)第30回(2019年)には2位にランクインしています。