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日本発の柔道療法、ベトナムで本格導入
2025年08月22日(本日)07時00分 公開

<写真:vov.vn>
日本の伝統的な手技療法である柔道療法が、ベトナムにおいて新たな外傷治療法として注目を集めている。
2024年からホーチミン市の民族医学研究所で、日本の専門家による技術移転と現地医師の育成が本格化しており、地域医療の充実と医療負担の軽減が期待されている。
柔道療法は柔術に起源を持つ非外科的保存療法であり、手技による骨格矯正を基本とする。
薬物や手術に依存せず、日常的に入手可能な材料を用いた固定を行うため、低コストで安全性が高い点が特徴である。
日本国内では健康保険の適用対象であり、約7万8000人の専門家と5万を超える診療所が存在している。
ホーチミン市では2023年10月から主要な医師が日本で6か月間の臨床研修を受け、2024年より本格的な技術導入が始まった。
これまでに35人の医師が研修を修了しており、今後は現地の指導者を中心とした持続可能な教育体制の構築が進められる見通しである。
また、本療法は特に地方や山間部、沿岸部など、整形外科の専門医が不足する地域での活用が期待されている。早期対応により重症化の防止につながる可能性も指摘されている。
本事業は国際協力機構(JICA)の支援の下、2027年7月まで実施される予定である。
JICAホーチミン事務所によれば、今後はプロジェクトの成果を踏まえ、新たな展開方針の検討が行われるという。
同様のプロジェクトは過去にモンゴルでも実施され、JICAの支援を通じて柔道療法の普及が進んだ実績がある。
ベトナムにおける本取り組みも、地域医療の充実と国民の健康寿命の向上に寄与することが期待されている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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