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ベトナムの12年生、蓮の花から口紅を開発

2022年05月26日(木)14時03分 公開
ベトナムの12年生、蓮の花から口紅を開発

〈写真:Tuoi Tre〉

 

物心ついたときから蓮の花が好きだった12年生のグエン・ティ・ジエン・ヒエンさんは、蓮の花を原料とした口紅を開発した。

 

ヒエンさんの蓮の花の口紅は、2021年にドンタップ省人民委員会教育訓練局が開催したコンテストで2位、同年にドンタップ青年連合が開催したイノベーションコンテストで2位を獲得した。

 

インターネットで口紅作りの研究を始め、朝食を抜き、貯めたお金で口紅の機械や型、ガラスコップ、ハスの粉、ミツロウ、オリーブオイル、ホホバオイル、ビタミンE、ミネラル着色料などを購入した。

 

近くのハス園で新鮮なハスの花を手摘みし、花びらを細かく切り、天日干しして粉にした。

 

ヒエンさんが最初に作った蓮の花の口紅は、ろうそくの蝋のように硬く、乾燥して使い物にならなかったという。

 

2021年10月、学校の化学教師の指導のもと、ヒエンさんは実際に使用可能な蓮の花の口紅を製造することができた。

 

ヒエンさんが在籍する学校の副校長は、「蓮の花の口紅は実現性が高く、植物由来のオーガニック製品にシフトしている現在の市場とも合致している。 同校は、生徒のアイデアの実現に向けてチームを結成し、フィードバックやアドバイス、技術的・専門的な支援を行っている」と話す。

 

この蓮の花の口紅は、なめらかでつやがあり、美しい色合いとほのかな香りが特徴である。現在、1本6万ドン(約330円)で販売が開始されている。

 

ヒエンさんは、「高校卒業後は、大学で生物医学を学びたい。口紅の研究を続けて、より良い製品を作るのが夢だ」と話す。

 

同教育訓練局副局長によると、この蓮の口紅プロジェクトは、省内で入手できる材料をうまく利用したもので、その可能性が高く評価されている。

 

ドンタップ省は学生を対象としたイノベーションコンテストを頻繁に開催しており、現実の製品につながる創造的なアイデアを引き出すのに役立っている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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