植民地時代のダラットの鉄道を再建へ、投資総額1660億円超え

2022年07月15日(金)14時57分 公開
植民地時代のダラットの鉄道を再建へ、投資総額1660億円超え

〈写真:VnExpress〉

 

20世紀初頭にフランス人によって建設されたベトナム中南部を通る鉄道が、28兆ドン(約1660億円)をかけて再建される。

 

同鉄道は1908年〜1932年までの25年間、ニントゥアン省タプチャム(Thap Cham)市付近の旧沿岸チャンパ王国から中央高原のリゾート地ダラット間で運行していた。

 

13日に開催された交通運輸省とニントゥアン省当局との会合で、官民パートナーシップ(PPP)プロジェクトとして同鉄道の再建が実施されることが明らかにされた。

 

交通運輸省によると、同プロジェクトの投資家はダナン市に本社を置くBach Dang Hotel Complex Trading社であり、この投資は17の駅、64の橋、5つのトンネル、16kmのラックレールのセクションからなるルート全体の復旧に投入される予定である。

 

同社は2024年中に投資準備と事前事業化調査を完了させ、2030年の完成・操業開始を目指す。

 

この路線は建設当時、アルプスを横断するユングフラウヨッホに次いで、世界で2番目に軌道レールを使用した急峻な地形の縦断鉄道であった。

 

1954年のフランス撤退後も同鉄道は約14年間運行された後に廃線となり、線路は人々によって解体され鉄くずとして売られていた。

 

現在は、同路線の一部であるダラット市のダラット駅〜チャイマット駅を結ぶ全長7kmの区間が再建・運行されており、人気の観光スポットとなっている。

 

 

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