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毎晩犬100匹を窃盗、ゲアン省の犯罪組織が摘発
〈写真:VnExpress〉
北中部ゲアン省の警察は、毎晩約100匹の犬を盗んでいた疑いで窃盗団のメンバー6人を逮捕した。
同省警察は23日、組織のリーダーであるVuong Van Hong容疑者(36)とその共犯者5人を財産窃盗の容疑で捜査していることを明らかにした。
ゲアン省とハティン省では最近、夜間に犬を盗まれたという被害届が地元当局へ多く提出されており、警察が犯人の追跡を行っていた。
20日朝、同省警察はHong容疑者の自宅を家宅捜索し、盗まれた犬63匹と猫15匹を発見し、輸送に使われたピックアップ・トラック、スタンガン、その他の道具を押収した。
捜査当局によると、Hong容疑者はゲアン省からハティン省にかけて活動する犬窃盗団のボスを務めていた。
同窃盗団の手口は、4人のメンバーがスタンガンを使って犬を狩り、残りの共犯者がピックアップ・トラックで犬を回収するのが通例であった。
組織のメンバーは平均して毎晩約100匹の犬を窃盗し、1キロ5万ドン(約290円)でHong容疑者が買い取っていた。
Hong容疑者はその後、犬を省内外の他の業者に売って利益を得ていた。
地元警察によると、摘発時に犯罪組織のメンバーは瓶を投げつけたり、クロスボウを使ったりと激しく抵抗したという。
同省警察は盗まれた犬の総数を明らかにするために、規模を拡大して捜査を続けている。
ベトナムでは盗まれた犬の価値が200万ドン(約1万1660円)以上でない限り、犬の盗難が犯罪として扱われることはほとんどない。
同国の犬の消費量は中国の年間2000万頭に次ぐ500万頭と推定されている。
犬を売りにする焼き肉店に並ぶ多くの犬肉は、盗まれたペットが小規模で規制のない食肉処理場に売られ、残酷な方法で処理されたものだという。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。