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ホーチミンの女性、食肉処理場から500匹の犬や猫を救う

2022年07月07日(木)10時09分 公開
ホーチミンの女性、食肉処理場から500匹の犬や猫を救う

<写真:VN Express>

 

ホーチミン市在住のフイン・ティ・ニュー・クイン(44)さんは、食肉処理場から犬や猫を救い出し、同市クチ郡の施設で保護を行なっている。

 

クインさんは保護をした犬や猫500匹を「子どもたち」と呼び、自身で用意した建物付きの土地で動物の世話をする。

 

保護施設をはじめるきっかけは、6年前にクインさんの犬が行方不明になったことを発端としている。

 

クインさんは犬を探すために多くの屠殺場、闇市場、犬肉を売る露天商を訪れたが、発見することはできなかった。

 

その際に多くの犬を見かけ、「檻に入れられ、殺されるのを待つ犬たちの目が助けを懇願してる」と感じ犬猫の保護をはじめた。

 

当初は自分で数十万ドン(10万ドン=約581円)〜100万ドン(約5811円)を支払い業者から犬猫を引き取っていたが、その後はネットで動物愛好家から寄付を募り、食肉取引組織から犬猫を救い出すようになった。

 

クインさんによると、保護したばかりの犬猫の大半は重病を患っているか衰弱しており、食肉処理場に送られ酷使されパニック状態に陥っていることが多く、保護した後に死んでしまうこともあるという。

 

犬猫の保護には毎日多くの餌(米約65kgと豚肉と魚約20kg)が必要であり、餌は卸売市場で購入したり自宅近くのレストランや屋台の残飯を使用する。

 

また、動物たちの世話係として月給400万ドンでグエン・フック・チーさん(60)を雇用している。

 

クインさんは、以前は豆腐を売り動物たちの食費や経費を賄っていたが、1年前からはフー・ティウの販売を朝〜夜中まで行っている。

 

飼育費が月に6000万ドン(約34万8711円)以上かかるためフー・ティウを売るだけでは足りないが、家族や地域の人たちからの支援によって成り立っているという。

 

同保護施設は動物愛好家がいつでも訪れ、犬猫への食事提供や世話をすることができるようになっている。

 

クインさんは「今はフー・ティウ屋を繁盛させ、食費を増やしたい。子供たちが元気で幸せにしていることが嬉しい」と話す。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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