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飲食店で出所不明の酒摂取、学生2人死亡、6人が重体 ホーチミン市
〈写真:VnExpress〉
ホーチミン市在住の大学生2人がレストランで出所不明の酒を摂取してメタノール中毒の疑いで死亡し、6人が重体となる事件が発生した。
トゥードゥック市警察は6日、フックロンB(Phuoc Long B)街区タンニョンフー(Tang Nhon Phu)通りにあるレストランの経営者に協力を要請して事件の捜査を行っていることを明らかにした。
レストランの経営者によると3日23時30分、レストランの閉店後に従業員の学生グループ6人が女子学生2人を誘ってレストランの中庭で飲み会を開催した。
学生たちはレストランの食品庫から「酒」というラベルが貼られた5リットルの液体を取り出し全て消費した。
飲み会は翌朝明け方まで続き、全員が後片付けをして帰宅した。
4日夜、飲み会に参加したうちの1人が自宅で死亡しているのが発見された。
他の7人は腹痛、めまい、嘔吐などの症状を訴えて薬を服用したが、病状は改善することなく悪化した。
その後、7人は痙攣、嗜眠、昏睡状態に陥り病院に移されたが、7人のうち1人は病院への到着後すぐに死亡が確認された。
現在、4人の学生が治療を受けているGia Dinh病院のチャン・タイン・ズー医師によると、彼らはメタノール中毒の兆候があり、危篤状態であるという。
他の2人はトゥードゥック地域総合病院で治療を受けている。
レストランの経営者によると、「酒」と表記がされたボトルは3ヶ月前にレストランの従業員(退職済み)が、食料品店にミネラルウォーターを注文しに行った際に購入してきたものだという。
請求書情報および伝票は発見されておらず、購入した従業員も既に退職しているため、酒が食料品店から購入されたものかどうかは不明な状態である。
同市警察は機能部門やホーチミン市食品安全管理委員会と連携して、アルコールサンプルの検査を進めている。
ベトナムでは、業者や生産者がコスト削減のために工業用アルコールを他の酒類に混ぜ、死亡事故や関連する合併症を引き起こす事件が度々発生している。
高濃度のメタノールを摂取すると神経毒や臓器不全を引き起こす可能性がある。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。