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ジョリビーフーズ、ハイランズコーヒーなど4ブランドで利益苦戦
<写真:VnExpress>
フィリピンのジョリビー・フーズ・コーポレーションは2021年、ベトナムで展開するコーヒーチェーン「ハイランズコーヒー」など4ブランドすべてで赤字を計上した。
フィリピンの大富豪トニー・タン・カクション氏が設立した同社は、2005年にファーストフード事業者としてベトナムに「ジョリビー・ベトナム(Jolibee Vietnam)」を設立した。
それ以来、他の飲食ブランドである「フォー24(Pho 24)」「ハイランズコーヒー(Highlands Coffee)」「コーヒービーン&ティーリーフ(Coffee Bean & Tea Leaf Vietnam)」の立ち上げを行った。
しかし、ハイランズコーヒーは2021年を除いて同社の唯一の黒字ブランドであり、他の3チェーンはいずれも数年にわたり赤字が続いている。
ジョリビー・ベトナムは2020年までに国内で300店舗を展開する計画であったが、現時点では競合のKFCやLotteriaよりも少ない150店舗にとどまっており、昨年は439億ドン(約2億5037万円)の赤字を計上している。
ベトナムの伝統料理であるフォーを販売するフォー24も設立から20年近くが経過しているが、利益を上げるのに苦労している。
一時は1000店舗を目標にしていたが、現在はホーチミン市を中心に22店舗を展開するにとどまっており、昨年は894億ドン(約5億986万円)の損失を計上した。
コーヒービーン&ティーリーフはベトナムに進出して14年が経過するが、ホーチミン市に6店舗しかなく、さらに悪い状況にある。
同店舗ではハイランズコーヒーの1.5〜2倍の価格で商品提供を行っており、店舗は大型ショッピングモールに集中している。
過去4年間、年間260〜290億ドン(約1億4828万〜1億6539万円)の赤字を計上している。
一方、ハイランズコーヒーは過去8年間のうち7年間は利益を計上しており、2017年には売上高1兆ドン(約57億314万円)を突破し、2年で倍増となる2兆ドン(約114億629万円)を超えた。
ハイランズコーヒーは新型コロナウイルスの影響により190億ドン(約1億836円)の損失を計上した昨年を除き、過去4年間は年間550億〜1000億ドン(約3億1367万〜5億7031万円)の利益を計上していた。
同チェーンは現在、ベトナムとフィリピンで525店舗を展開している。
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