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スタバ、ベトナム地場コーヒーチェーンに苦戦
<写真:VnExpress>
米コーヒーチェーン大手のスターバックスはベトナムで昨年、2桁成長率を記録したが、依然としてベトナムの地場コーヒーチェーンとの厳しい競争にさらされている。
2019年の売上高は国内3位となった。
スターバックス・ベトナムの2019年の売上高は前年比32%増の7800億ドン(約35億円)だったという。
大手カフェチェーンで売上高トップはハイランズコーヒーで2兆1990億円(約100億円)となった。
2位はコーヒーハウスで8630億ドン(約39億円)、スターバックスはそれに続く3位だ。
スターバックスは2017年にこそハイランズコーヒーに次ぐ2位の売上高を記録したが、2018年・2019年と2年連続で売上高が3位にランクインした。
スターバックスは売上高成長率の面でも3位となった。
トップはフックロンで+65%、2位はハイランズコーヒーで+35%を記録した。
ベトナム国内トップ5のコーヒーチェーン店のうち、唯一の外国ブランドであるスターバックスは7年前の2013年2月にホーチミンにベトナム1号店を出店した。
しかし、店舗数は地場ブランドと比較してまだまだ少ない。
ハイランズコーヒーは336店舗、コーヒーハウスは150店舗以上を展開している。
他の東南アジア諸国に比べ、スターバックスの店舗数は4割に満たない。
スターバックスはタイで336店舗、インドネシアでは320店舗を展開している。
粗利率に関しては、スターバックスは19%と、ハイランズコーヒーの60~70%、フックロンの35%を大幅に下回っている。
スターバックスの粗利率が低い要因として、アメリカからコーヒーを調達が挙げられる。
スターバックスは世界中のどの店舗においても品質を確保することを方針としており、現地調達よりもコストが高くなることが挙げられる。
ベトナムでは豪系カフェチェーンのグローリアジーンズコーヒーやシンガポール系カフェチェーンのニューヨークデザートコーヒー(NYDC)が過去に撤退しており、スターバックスはベトナムで展開を続ける数少ない外国ブランドの1つだ。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。